こんにちは。オーガニック農家の吉岡龍一です。
梅雨の時期特有のジメジメ感に身体がなかなか慣れない毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。梅雨が明ければ、夏本番!長い夏がやってきます。野菜から水分とミネラルを補給して、夏バテしないように体調を整えていきましょう!
農場の様子はというと、ミニトマトやナスなどの夏野菜の収穫が本格的にはじまりました。トマトは成長するスピードが特に早いので、ほぼ毎日のようにハウスに入って、手を入れてあげています。日々の管理がとても大切な作物です。
朝は7時頃になるともう暑いので、毎日5時頃から作業をスタート!まさに朝飯前に作業をします。
夏野菜の栽培と並行して、もう秋や冬の野菜たちの準備もしています。1年って本当に早いですね。
秋に収穫する野菜のメインとなるのが、サツマイモ。プランターでも育てることができるので、今回ご紹介します。私たちが育てているサツマイモの品種は、シルクスイートといいます。ちょうど良い甘みがあり、なにより舌触りが良いです。
サツマイモは、梅雨入り前頃に苗を植え付けます。植え付ける苗を作るには、まず前年に収穫したサツマイモを土の中に植えておきます。
そうすると、サツマイモから芽が出てきます。
この作業は、だいたい2月頃に行い、植え付けられる苗になるのは5月頃。水や肥料をあげて、ゆっくり育てます。
この芽を育てると、葉っぱが出てきて、だんだんとツルが伸びてきます。
ここまでツルがしっかりしてくると、あとは無限にツルが伸びます!サツマイモは生命力がとても強い野菜で、戦時中の食糧難の時に重宝されたくらいですからね。
このようにカットして苗が完成です!
そして、晴れた日の午後に、畑に植え付けます。私たちの農園では、トラクターで土をやわらかくしてから、その土を盛り、保湿と雑草対策のための黒のビニールシートをはった場所に植え付けています。芋がストレスなく成長できる環境を作ってあげるためです。
写真:みんなで植え付けの作業
以前もご紹介しましたが、植え付ける作業は、体験してみるとけっこう楽しいものです。ぜひ皆さんにも体験してもらいたいです!
他にも「耕す 木更津農場」では、農作業の体験参加者を募集しているのでお気軽にご連絡ください!
スタッフのおかげで、今年もたくさんサツマイモの作付けができました。
今年の収穫目標は、8〜10トンを予定しています!!規模を大きくして、オーガニックの野菜を木更津から世界に届けられるように努力する毎日です。
待ってくれているお客さんがいるので、気合いを入れて頑張ります!
文・写真提供:リズムアンバサダー 吉岡龍一