ヨガには多くの種類があり、それぞれ起源や目的、ポーズのやり方などが異なります。違いを知っておくことで、自分の理想により早く近づける方法を選ぶことができるでしょう。今回は、ジヴァムクティヨガの概要、効果、ポーズを紹介します。目的に合っているかどうか確認してみてください。
ジヴァムクティヨガは、シャロン氏とデイビッド氏の2人が1984年にニューヨークで創設したヨガです。世界9大ヨガの1つともされています。
80年代のアメリカではワークアウトの1つとしてヨガが流行し、独自の理論や古代インドの優れた知恵を現代人でも取り入れやすいようになっているジヴァムクティヨガが人気となりました。
メディアからは、シャロン氏とデイビッド氏は現代ヨガの開拓者、ジヴァムクティなくしてアメリカのヨガトレンドを語ることはできない、などと絶賛され、今ではマドンナやダナキャランなど多くのセレブたちもジヴァムクティヨガを実践していると言われています。
ジヴァムクティヨガは、呼吸に合わせて動き続けるパワー系ヨガです。バランスよく全身を鍛え老廃物を排出するようにポーズが展開されていきます。長年の研究によって編みだされたジヴァムクティヨガの効果を紹介するので、参考にしてみてください。
ジヴァムクティヨガには体を後ろに反らせるポーズが多くあります。お腹や胸をしっかり開くようなポーズは内臓の機能を向上させ、肩甲骨まわりもほぐす効果があるので、代謝を上げることが可能です。
血液やリンパの循環が良くなり消化や排泄が促進されると、老廃物も排出されやすくなります。むくみが改善されて見た目もスッキリし、太りにくい体質にも導いてくれる点が魅力です。
ジヴァムクティヨガではポーズが連続して進んでいくのが特徴。ここでは、流れるような一連の動きに組み込まれやすい代表的なポーズを3つ紹介します。動きが止まらないため初めは苦しいかもしれませんが、比較的すぐに慣れるので心配いりません。
腕だけで行う逆立ちとは異なり、頭と腕で逆立ちをするのが三点倒立です。代表的な逆転のポーズで、集中力や記憶力を高める効果、便秘解消だけでなくシェイプアップも可能と言われています。長時間行う必要はなく、1回30秒程度で構いません。
実際は仰向けで寝ているだけのポーズです。しかし、心が空っぽになっていることを意識する必要があり、精神的な側面では難しいポーズと言えます。仰向けになって腰をのばし、全身の力を抜いてください。手のひらは上に向けてリラックスさせ、重力と一体化するイメージで身体を落ち着かせましょう。
体を反る代表的なポーズで、下腹部の筋肉を引き締めて腰を伸ばす効果があります。うつ伏せになって手のひらを床につき、手で床を押しながら、胸の前側、肩、頭とを引き上げていくというポーズです。
今回は、ジヴァムクティヨガの概要と効果、そしてポーズについて紹介しました。パワー系ヨガの1つと言われているので、体をしっかり使って汗をかけるヨガです。リラックスとトレーニングがバランスよくできるので、ヨガでより多くの効果を実感したい人はぜひチャレンジしてみてください。