リフレッシュをしたり、リラックス効果を得たりするために、アロマを利用したことがあるという人は多いでしょう。しかし、特定の効果を得たい場合に、どのアロマを使用すればいいかまでは分からないという人も多いのではないでしょうか。
またアロマテラピーの需要が高まるにつれて、資格を取得したいという人も増えてきましたが、いざアロマの勉強をしようと思っても、何から手をつけていいかわからない人も多いと思います。
そんな人たちのために、今回はアロマテラピーとはどのようなものか、また資格の取得方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
嗅覚は人や動物にとって非常に大切な感覚です。香りは人の心と感情、体やその行動に直接働きかけます。
あなたの好きな香りを実際に想像してみてください。森の中にある緑鮮やかな木々や、フレッシュな柑橘系など、さまざまな香りがあるでしょう。
自分の好きな香りを想像すると、モヤモヤとした気持ちがすっきりして、心が落ち着いたのではないでしょうか。このように香りは、人の心を癒したり、気持ちをリフレッシュさせる効果を持っています。
香りは嗅覚を通して脳に直接働きかけるのが特徴です。香りは脳の大脳辺縁系という、いわゆる「感じる脳」と言われる部分に伝達されます。一方で嗅覚以外の五感は、大脳新皮質というフィルターを介してから大脳辺縁系へと伝達されるため、刺激が直接脳に伝えられることはありません。
ではなぜ嗅覚だけがそのような仕組みになっているのでしょうか。たとえば、食べ物が腐っていないかどうか見た目では判断がつかない場合、匂いを嗅ぐことで判断することができます。また、動物は場所の安全性や天敵か否かの判断を匂いによって判断しているそうです。
つまり、人や動物が自らの命を守るということと嗅覚は深く関係しています。
アロマテラピーを日本語に直訳すると、芳香療法、香料治療と言い、香りによる治療方法のことを意味します。ではアロマテラピーとは具体的にどのようなことをするのでしょうか。その目的とやり方を紹介するので参考にしてみてください。
アロマテラピーには、植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使います。アロマの効果を利用し病気を未然に防ぎ、健康の維持や促進を図る芳香療法です。
また体や精神の不調を改善することで、健康を取り戻す目的もあり、リラックス効果やリフレッシュ効果もあります。
アロマテラピーに欠かすことのできない精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花・果皮・葉・根などから香りの成分を抽出し、さらに凝縮した天然素材です。
もっとも一般的なやり方は芳香浴法といい、アロマポットやアロマディフューザーによって精油を拡散させることを指します。心地よい香りで心と体をリラックスさせるのが特徴です。このほかにティッシュやハンカチに数滴垂らして、香りを吸い込む方法もあります。
また湯船に精油を数滴垂らして入る沐浴法では、鼻と肌の両方から有効成分を取り入れることが可能です。入浴とアロマの組み合わせによって相乗効果が得られるでしょう。洗面器にお湯を張り、そこに精油を数滴垂らして手や足をつけるだけでも効果が期待できます。
そのほかに希釈した精油を顔や体に塗り込む方法もあるので、ぜひ自分にあったやり方を見つけて日常生活に取り入れてみてください。
アロマテラピーの資格は国家資格ではないものの、さまざまな種類があります。また各資格によって学ぶ領域が異なるので、自分がアロマについてどのような知識を得たいか考えながら取得する資格を選ぶようにしましょう。
まずは初心者でも取得が可能な入門資格(アロマテラピー2級や、アロマコーディネーターなど)から学習して、徐々にステップアップしていくのが理想的です。
資格を取得するためにはある程度の学習時間が必要になってきますが、最近ではスクールや通信講座なども充実してきたのでおすすめです。講座などに多少の費用はかかりますが、独学よりも効率よく学習を進められるでしょう。
現代人は仕事や人間関係などで多くのストレスを抱えています。そのストレスを解消する方法として、アロマテラピーは非常に優れた手段です。わずかな費用と少しの手間で癒しの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、より深くアロマのことを学ぶことで、家族や身近な人のストレス解消の手助けをすることも可能です。日常生活にアロマテラピーを取り入れて、快適な生活を手に入れましょう。
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