日差しが気持ちよい季節ですが、気になるのは紫外線。さまざまなUVケア商品が店頭に並び、それらをひとつひとつ選ぶのも楽しいですよね。
でも、せっかく日焼け対策をするのなら、気をつけておきたいのが“うっかり焼け”。フェイスケアに気を取られて、「気がついたら顔だけ白い……」という恐ろしい経験をしたことはありませんか?
通勤やちょっとしたお買い物だけでも、UVケアを忘れられたお肌のダメージは予想以上に大きいもの。日焼け止めを塗り忘れてしまいがちな部位をあらかじめ知り、万全のケアで夏を迎えましょう!
「灯台もと暗し」とはまさにこのこと。メイクと一緒に顔のUV対策をしていても、塗り忘れやすいのがそのまわり細かい部分。特に、鏡を見て自分で見えにくい部分は要注意です。
耳は高い位置にあるため、紫外線が当たりやすい部位です。皮膚が弱い部位でもあるので、日焼けをするとかゆみや痛みが強くなることも……。髪の毛をまとめたヘアスタイルの場合は、耳の後ろも日焼け止めを忘れずに!
襟元の開いた服を着るときには、鎖骨のあたりまで日焼け止めを塗りますよね。忘れやすいのは、鏡で見づらい首の後ろからあごの下までの部分。手が届きにくい後ろ側はスプレータイプの日焼け止めを使う、あごの下はメイクのときに一緒にケアするなどの対策をとりましょう。
顔に日焼け止めを塗るとき、どこから塗り始めますか? 広い部分から塗り始めますよね。そのため隅のほうまで塗り広げるのを忘れてしまいがち。最後に指先を使って、細かい部分にもなじませてくださいね。
人に見られる機会が多い部分のため、きれいに保てるよう日頃のケアが大切です。手首に腕時計の形がくっきりついてしまったら恥ずかしいですね。
腕の内側とひじのまわりは、日焼け止めを塗りづらい部分。のびが良いミルクタイプやジェルタイプの日焼け止めを選ぶと、ムラなく広げられます。
日焼け止めを全身に塗って、最後に忘れられているのが手の甲。ここは最も日焼けが目立ちやすい部分です。頻繁に洗う部分なので塗り直しが面倒かもしれませんが、こまめにケアしましょう。
脚は、地面からの照り返しで日焼けしやすい部分です。
脚を出すファッションをするときは、ひざの裏側までしっかりケアを。もともと肌の色が白く、日焼けが目立ちやすい部分です。
ストッキングをはく方は、はく前に日焼け止めを塗るか、はいてからスプレータイプの日焼け止めを吹きかけます。UVカット効果のあるストッキングを選ぶのも賢い方法ですね。
最も注意が必要なのが足の甲。塗り忘れるとすぐにサンダルやパンプスの形がくっきりついてしまいます。
「恥ずかしくてほかの靴を履けない……」ということになってしまわないよう、外に出る前に日焼け止めを思い出せるようにしておきましょう。
特に朝は忙しいもの。玄関に日焼け止めを1本置いておくと、「まぁいっか」と外出してしまうのを防ぐことができるのでおすすめです。
UVケアは毎日の小さな心がけが肝心です。塗り忘れやすい部位を覚えて、お出かけ前のチェックに役立てましょう。
文:編集部ライター Y.K