部屋の中にも紫外線が入ってきているというのは、多くの人が知っていることかもしれません。でも、朝起きて一番に日焼け止めを塗ったり、UV対策をしている人は多くないでしょう。
ここでは、室内に入ってくる紫外線量がどれくらいあるのか、どんな紫外線対策をすればいいのかについてお伝えします。
部屋の中は、屋外よりも太陽光が届かないもの。しかし、部屋の中に入ってくる紫外線は、屋外の2割減程度。かなりの量の紫外線が部屋の中に入ってきていることがわかります。
もちろん、窓の大きさや日の当たり具合にもよりますが、窓に近い場所などでは、屋外同様の紫外線を浴びていることを認識しましょう。
カーテンを閉めているから紫外線は入ってこないと思う人も多いかもしれません。しかし、紫外線はカーテンも透過してしまい、屋外と比べても半分くらいの量の紫外線は部屋の中に入ってきます。油断はできません。
カーテンで遮る場合は、遮光カーテンであれば、ある程度のUVカットが可能だそうなので、日焼け止めなどを塗るまでは、遮光カーテンを閉めて生活するなどの工夫が必要でしょう。
いくら日焼け対策といっても、日中ずっと遮光カーテンで太陽光をカットすると室内が暗くなってしまいますよね。その場合は、窓にUVカットフィルムを貼ったり、遮光性のないUVカット加工のカーテンを使用するなどして紫外線対策をしましょう。
また、夏以外は、長袖の上着を一枚羽織るなどすれば、身体の日焼けを防止できます。顔はどうしても無防備になりますので、起床後すぐに日焼け止めクリームを塗る習慣をつけるといいかもしれません。
モデルさんなどの中には、日焼け防止のために一日中遮光カーテンを閉めて過ごしている人もいるようです。しかし、これはあまりに極端な例。光が入らない部屋で生活することは不可能に近いです。
あまりに神経質すぎてもストレスになりますので、窓にUVカットフィルムを貼ったり、UVカット加工のカーテンなどを利用して、ストレスのない紫外線対策ができるといいですね。
文:杉浦優子