厳しい暑さで夏の疲れが蓄積してきていませんか? たとえ、夏バテや夏風邪でダウンしていなくても、暑さがもたらした疲労は知らず知らずのうちに溜まっているはずです。そして、そんな疲れがやがて表面化してしまうのが悪いパターン。
今回は夏の疲労回復にぴったりの梅を使った酵素ジュースをご紹介しましょう。
梅のあの酸っぱさのモトはクエン酸という物質。クエン酸は体内のエネルギーサイクルを活発化し、疲れたときに体内に溜まってしまう乳酸を分解する働きがあります。梅干しを食べると疲労回復によいといわれるのは、そんな仕組みがあるから。
それと同じ効果が期待できるのが、梅酵素ジュースです。梅を発酵させてできる酵素は、食べ物の消化や吸収を助けたり、免疫力向上、新陳代謝の促進など、身体のあらゆる機能をスムーズにしてくれます。
夏バテになると身体の各内臓の働きが低下し、胃腸が弱ってしまったり、免疫力が落ちてすぐに体調不良になったりします。そこで梅の酵素を摂取すると、それらが本来の機能に戻りやすく、夏バテの予防や防止にもつながるのです。
梅酵素ジュースの作り方は、実に簡単。梅はヘタを取り、切れ目を少し入れ、梅と同じ量の砂糖を用意します。熱湯消毒した瓶に、この梅と砂糖を交互に入れていくだけ。あとは毎日手でかき混ぜて2週間ほどおいて泡が出てくれば完成です。
同じような作り方で、フルーツジュースを手作りしている方もいるかもしれませんが、夏バテ予防が目的なら、梅で作るのがやっぱりおすすめです。
梅酵素ジュースはそのまま飲むには少し甘く味が濃いため、水や炭酸水で薄めて飲むのが基本です。シロップ代わりに、ヨーグルトやパンにつけて食べるのもよいし、かき氷のシロップとしてかけてもgood。焼酎で割れば、手作りの梅チューハイが完成します。
夏の終わりから秋にかけていつも体調を崩す方は、早め早めに夏の疲れを身体に残さないように対処したいですね。梅酵素ジュースは熱中症や水分不足予防のドリンクとして飲むのにも、もちろんおすすめします。また夏や秋だけでなく、一度作っておけば一年中楽しむこともできますよ。
文:佐藤まきこ
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