こんにちは!桃尻メイクトレーナ―の鳥越玲子です。
いよいよ夏本番!この暑い時期、皆さんはどんな風に過ごしたいですか?
だんだんと薄着になり、ボディーラインが気になり始める人も多いのではないでしょうか。
夏の暑い日のランチタイム。私は、ちょうど丸の内のオフィス街を歩いていて、お昼休みのためにオフィスから外に出てくるOLさん達に出会いました。その姿を見てビックリ!なんと、数人のOLさんが真夏にも関わらず制服の上にニットのカーデガンを羽織り、足元は分厚い黒タイツと靴下を二枚履きという姿だったのです。冷房によってオフィス環境がかなり厳しいことを想像出来たのでした。
「冷えは万病のもと」と言いますね。身体が冷えると、免疫力が下がって体調を崩しやすくなったり、代謝が下がって肥満の原因にもなったりします。夏の冷房対策も必要ですが、「冷えない身体作り」も大切です。
冷え性は、男性よりも圧倒的に女性に多く、その理由の一つは女性の方が男性に比べて筋肉量の少ないことが関係しているのです。筋肉は、「熱を作り出す工場」みたいなもの。工場が小さければ、熱を生み出す力が少なくなってしまいます。
日常的にデスクワークで座りっぱなしの状態が長く続けば、下半身の筋肉を動かさないことで血流、特に静脈の流れが悪くなり、股関節や膝にあるリンパ節に老廃物が溜まりがちになるのです。下半身の筋肉を動かし育てて冷えない循環のいい身体作りにトライしましょう!
お尻作りが冷えを解消?!ピンとこない方もいるのではないでしょうか。実は、とても関係が深いのです。
お尻の筋肉は骨盤、股間節を支える役割を持っています。ですので、お尻作りは骨盤を安定させ、整えることでもあるのです。歪んだ骨盤は骨盤内の血流やリンパの流れにも大きく影響を与えます。プリプリのお尻を作るためには骨盤を柔軟に保ち、バランスを整えることが大切なのです。骨盤を支える力や柔軟性が低下すると、お尻は横に広がったり、垂れやすくなります。
特に、日本人に多いО脚もその原因の一つ。股関節を支える筋肉があまり使われていないと冷えやむくみなどを起こしやすいのです。それは、股関節周辺にリンパ節や大きな血管が通っているためです。
今回は、日常生活でほとんど使われていない内ももの筋肉、内転筋をしっかりと動かし鍛えることによってО脚も改善、「身体が内側から暖まる」ことを実感できるでしょう!是非トライしてみてください。
1.まずは腕を枕にして横向きに寝ます。上になった脚を身体の前に、足裏を床に下ろし膝は浮かせた状態にします。もし不安定な場合は、膝と床の間にクッションなどを入れるのもいいです。骨盤を床と垂直に保ち、下になった脚を床から少し浮かせた状態で準備します。
2.息を吐きながら、下の脚を脚の付け根から上に持ち上げます。この時に膝はまっすぐに伸ばした状態で行ないましょう。息を吸いながら床スレスレまで下ろします。これをゆっくりと5~10回くり返します。
まずは、5~10回を左右1~3セットほど行なってみてください。
日頃からこの内転筋を使っていなかった方には始めはかなりキツイでしょう。そして、実践すると少ない回数でも速攻で体温の上昇を実感できるはず、是非お試し下さい!
文・写真提供 リズムアンバサダー 鳥越玲子