冬になると寒くて外へ出る機会が減ってしまい、家にこもってほとんど運動をしないという人も多いのではないでしょうか。体を動かすことが減ってしまうと、たとえ食べる量は一定だったとしても、体重は増えてしまうものです。
今回は寒い冬でもしっかりとダイエットができる3つのコツを紹介します。
寒くて家から出たくないときにおすすめなのは、準備運動を兼ねた筋力トレーニングです。筋トレというと、スポーツジムなどで重いバーベルを持ち上げるなど、きつそうなイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、筋トレはそれほど負荷をかけなくても十分にダイエット効果を得ることができます。むしろ、ダイエットを目的とするのであれば筋肉を増やし基礎代謝を上げることが優先なので、それほど強い負荷をかける必要はありません。
筋トレでは大きな筋肉を鍛えると効果が高いので、とくに太ももの筋肉、胸の筋肉、お腹の筋肉、背中の筋肉を鍛えるとよいでしょう。これらの部分を集中的に鍛えられる筋トレは、スクワット、腕立て伏せ、腹筋です。
スクワットでは足を肩幅に開き、いすに腰かけるようにひざを3秒かけて曲げ、3秒かけてゆっくり元の姿勢に戻しましょう。
腕立て伏せをするときは手とひざを床につけ、手は肩幅よりやや広めに開いた状態にします。3秒かけて胸をゆっくりと床に近づけ、そこから3秒かけてゆっくり元の姿勢に戻しましょう。
最後に腹筋を鍛えるときは、ひざを90度に曲げて仰向けの状態で行います。手は胸の前で交差させたまま、3秒かけて肘が太ももにつくまでゆっくり上体をおこし、3秒かけてゆっくり元の姿勢に戻しましょう。
これらの筋トレのコツはゆっくりと行うことです。上げ下げの動きをゆっくり行うことで、同時に複数の筋肉に力を入れることができるため、一度に効率よく鍛えることができます。
繰り返す回数については、1セット8回から12回程度を目標に、自分でできるセット・回数から始めましょう。
筋トレをすると、血液中に筋肉を増やすための成長ホルモンが増えます。成長ホルモンは脂肪の燃焼を促進してくれる働きがあるため、筋トレのあとに有酸素運動を行うことで、効率よく脂肪をエネルギーに変えて消費することができるでしょう。
また、運動をし始めて10分程度までは、筋肉か血液の中の糖分がエネルギーとしておもに使われます。そのため、先に筋トレを行うことで糖分を使い、有酸素運動で脂肪を使うことができるのです。
代表的な有酸素運動として効果的なウォーキングですが、しっかりと減量したいときには、より多くのエネルギーを消費できるジョギングもおすすめです。
しかし、普段あまり運動をしていない人にとっては、いきなりのジョギングはハードルが高いので、継続できないかもしれません。そこでおすすめなのが、ウォーキング以上ジョギング未満の運動、つまり歩くときのような速さで走ることです。
通常ウォーキングは時速3km、ジョギングは時速7~8km程度とされています。そこで、まずは1kmを20分程で走ることを目標にしましょう。
それでもきつい場合は、3分ウォーキングしてから3分ジョギングと交互に行うこともおすすめです。
寒い冬には鍋料理がおすすめです。いろいろな種類の鍋の素があるので、毎日飽きずにいろいろな種類の鍋を楽しめるでしょう。
鍋では、普段の生野菜よりも多くの野菜を食べることができるので、ビタミンやミネラルなどの脂肪燃焼を助ける栄養素をたくさん摂取することができます。また、1つの鍋に魚、野菜を入れて火にかけるだけなので、料理が苦手な人でも作りやすく片づけも簡単です。
ただし、最後にシメの雑炊や麺類などを食べると血糖値が上昇するので気をつけましょう。
今回は冬にダイエットをするコツを紹介しました。寒くて外に出るのが億劫でも、室内でできる筋トレや食事に気を使うことで、ダイエットができます。気軽に始められそうなことから試してみてください。