40歳になり、自分の顔に合ったメイク法に出会った漫画家の細川貂々さん。
お化粧への苦手意識もなくなり、ますますきれいになることが楽しくなってきました。
お化粧はニガテだったけど、キレイに化粧をしてる人がうらやましくもありました。電車の中で化粧をしてる人を見るたび「こんなに揺れてる場所でアイライン を引けるなんてよほど何年も化粧をしてきたからなんだろうな。達人だな」と感心してました。
マスカラ、アイライン、ほお紅をちゃんとつけるようになったのは40歳過ぎてからです。私の顔の形にあった化粧法を教えてもらってから「こういうふうに使うものなのか」と理解できたので使うようになりました。
そして化粧というのは、教えられたことをただ繰り返すのではなく「この色使ってみよう」「ここをこうしてみよう」と、自分の顔と向き合いつつ試行錯誤して覚えていくものなんだなあと思いました。
でも顔を小さく見せたり、立体的に見せたり、そんなことまではしなくていいかなあと思います。自分のパーツをキレイに見せる化粧ができたらそれでいいんじゃないかと思って毎日お化粧してます。
文・イラスト:細川貂々