家電量販店やドラッグストアにたくさん並んでいる電動歯ブラシ。値段も機能も色々で、どの電動歯ブラシがいいか迷ってしまいますよね!
以前は、手動と電動というだけの違いでしたが、最近では口腔内状況や年齢層、使用するシーンによるチョイスもでき、手で磨くよりも効率的にプラーク(歯垢)を落とせるものもたくさん出てきています。
多機能、おしゃれなデザインなど、様々な電動歯ブラシから自分のライフスタイルに合ったお気に入りのブラシを選んでみませんか?
忙しい方、面倒くさがり屋さんに
その名のとおり「電気で動く歯ブラシ」です。ブラシの電気振動よって歯の汚れを落とします。価格も安く、入手しやすい電動歯ブラシは、手磨きが面倒!な方におすすめいたします。
しかし歯磨きのテクニックが上手ではないと磨き残しが出てしまうという弱点も。様々な振動パターンの電動歯ブラシも出てきていて、数百円から数千円と値段の幅もあるので、色々と試してお気に入りを見つけるのもいいと思います。
歯ブラシをうまく動かせない方、力を入れてしまう方、矯正中、お年寄り、介助口腔ケアに
電動歯ブラシの機能に音波の振動が加わったブラシです。音波の振動とパワーで、ネバネバプラークをはがして落とします。うまく歯磨きができない方、上手に歯ブラシを動かせないお年寄り、矯正中でブラッシングが難しい方などにおすすめです。
また音波の振動でマッサージ効果も期待できるので、歯肉ケアにもおすすめです。価格は1~2万円くらいで、電動歯ブラシより少し高価になりますが、デザインも豊富で選択肢も多いです。
歯周病が進んでいる方、歯肉が下がって歯の根元が露出している方に
音波よりさらに細かい振動でプラークの中の細菌の構造を破壊し、汚れを付きにくくするといわれています。また音波ブラシ同様、歯肉への刺激マッサージ効果で歯肉ケアにも効果的です。近年、超音波は細胞を活性化させ、歯肉炎の治癒に効果が期待できるとの研究結果もあります。
しかし、かなり細かい振動なので機械的にプラークを除去するパワーが劣るという弱点もあります。手磨きのように自分で動かす必要もありますが、磨いた後のツルツル感は大変気持ちがいいです。高性能なので2万円から3万円と、価格も少々高価になります。
ブラッシング時に、毛の硬さや力の入れ具合で、歯の表面や歯肉を傷つけてしまうことがあります。つい力が入ってしまう方は、歯ブラシ圧を教えてくれる機能付きのものを選ぶのもよいでしょう。
ブラシの形は様々なタイプがありますが、まずはベーシックなフラットタイプをおすすめします。使い方に慣れてきたらヘッドの部分を替えるとよいと思います。
市販の歯磨き粉は研磨剤が入っているものが多く、歯の表面に傷をつけてしまったり知覚過敏の原因にもなりますので、電動歯ブラシを使う際には専用のジェルや殺菌作用が期待できるデンタルリンスがおすすめです。
またハイドロキシアパタイトが入っているタイプの歯磨き剤は歯の表面についた細かな傷を修復しツルツル感がアップしますのでブラッシング後のスペシャルケアにおすすめいたします。
様々な種類があるので、お気に入りの一本を選ぶことは難しいですが、自分のニーズに合った電動歯ブラシを選んでください。歯科医院での定期健診とともに、ご自身での予防ケアもしっかり行い、健康的な美しい歯を手に入れてくださいね!あなたのお気に入りのブラシが見つかりますように!
文:歯科衛生士 高見澤亜衣
電動歯ブラシを使い慣れていない、ついつい力を入れてしまう、といった人にはオムロンの音波式電動歯ブラシがおすすめです。1分あたり1万8,000回の高速音波振動という性能がありながら、税別1,880円という価格で初めて電動歯ブラシを使う人にも試しやすくなっています。
スリムタイプで乾電池式なので、持ち運びやすさも抜群。本体を水洗いできるので、いつでも清潔に保つことができます。音波式電動歯ブラシをオーラルケアに取り入れることで、手磨きでは落ちしにくい歯垢も除去しましょう。
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