ケーキやお菓子などの甘いものは、幸福感を与えてくれるもののひとつ。時々食べるならば満足感があり、心身のエネルギーとなりますから問題はありません。
しかし、甘いものをとりすぎてしまう人は、緊張やストレスなどの心の疲れが影響しているのかもしれません。そのような強い欲求は無理に抑えるのではなく、自然と欲しなくなっていくのが一番です。
そんなときにおすすめなのが、ヨガ。心をスッキリ穏やかにしてくれるといわれているヨガポーズで、甘いものへの欲求を無理なく緩和していきましょう。
猫背の姿勢では、呼吸が浅くなってイライラしたり、胸にあるハートチャクラのパワーを閉じてしまいます。
あるがままを受け取る力があるハートチャクラを活性化させるポーズで、今の自分を受け入れ、気持ちを楽にしてあげましょう。
1 ひざ立ちの姿勢になり、上の写真のように右足を一歩前へと出しましょう。
2 骨盤を少し前へと押し出すようにして、右足に体重をかけます。右ひざの角度が90℃になるように調整し、左のそけい部を伸ばしましょう。
3 両手を右の太ももに置き、そのまま少しキープします。お腹は常に引き締め、反り腰にならないように。
4 息を吸いながら、両手を空へと伸ばします。胸を心地よく開き、目線も上へと送りましょう。
5 5呼吸ほどキープします。胸や身体全体に新鮮な酸素をたっぷり取り入れるイメージで呼吸を繰り返しましょう。
6 ゆっくりひざ立ちの姿勢に戻り、反対側も同様に行います。
身体が縮こまっていると、心も解放されないまま凝り固まってしまいます。
身体の側面を思いっきり伸ばすポーズで身体と心をスッキリ解放し、甘いものを必要としない健康的な心身を養ってあげましょう。
1 足を肩幅の1.5~2倍くらいに大きく広げて立ちます。左の足先を外側に向け、右の足先は少し内側へと向けましょう。
2 お腹を引き締め、骨盤が真っすぐになるようにします。ポーズ中、お腹の力は抜かないように意識して。
3 上の写真のように左のひざを90度まで曲げ、両足に均等に体重が乗るように注意して下半身を安定させます。
4 左のひじを左足の太ももに置き、上半身を左に傾けます。右手も左斜め上へ伸ばし、右の脇腹を気持ちよく伸ばしましょう。目線は右腕越しの上へと送って。
5 余裕があれば、左手を地面へと下ろし、さらにポーズを深めます。
6 5呼吸ほどキープします。身体全体に新鮮な酸素を送るイメージで、心地よく呼吸を繰り返しましょう。
7 ゆっくりポーズを解き、反対側も同様に行います。
ヨガは、イライラや憂鬱な心身の状態を優しく解放してくれる効果があるといわれています。無理に甘いものをやめようとせず、まずはヨガのポーズを実践し、自分の欲求の変化を優しく観察してみてはいかがでしょうか。
文:erica