ウォーキングといえば、年齢も運動歴も問わず誰もが始めやすい運動のひとつ。とはいえ、厳しい気温になる夏場は、注意するべきことをきちんと押さえておかないと、熱中症や脱水症状を起こしてしまう危険もあります。
今回はそんな夏のウォーキングにおいて、事前にチェックしておくべき注意事項について考えてみましょう。
猛暑となる日は、午前中からぐんぐん気温が上がっていきます。だから午前中といっても10時や11時はもう気温もだいぶ高くなっている可能性があります。できるだけ早め、6時や7時などの早朝を狙いましょう。
夜であっても、天気予報で「今夜は熱帯夜です」と呼びかけているような日は大抵、空気がいつまでもモワッとして暑く、湿度も高いため、運動で体調を崩してしまうかもしれません。
「暗くなったから、もう運動しても大丈夫」と決めつけず、その日の気温や湿度、自分の体調をチェックして判断しましょう。
ウォーキングコースが日陰か日なたかではだいぶ体力の消耗具合が違ってきます。できるだけ日陰の多い場所を自分のウォーキングコースとしてみてください。
車通りの激しい、アスファルトの道路沿いよりも、できれば木々の多い公園内などであれば、周囲の気温も低めになり、また、ストレス解消にもつながるでしょう。
たとえば前日寝不足だったり、仕事の疲れが溜まっていたりすれば、ちょっとのウォーキングで身体に疲れが出てしまうこともあります。
自分の体調や体力を過信せず、少しでも「今日はちょっと無理かも…」と感じたら、ウォーキングを自宅での筋トレやストレッチに変えたり、仮にウォーキングに出発した後だったとしても、引き返すことが大切です。
夏に身体が欲する水分は想像以上。しかもウォーキングをしたら、いつも以上の水分を補給しなければなりません。ペットボトルウォーターなどの用意だけでなく、それだけでは足りなくなった場合に備えて、小銭を少し持っていくと、コンビニエンスストアや自動販売機で購入できるので安心です。
夏は普通に生活していても汗をかくことが多いせいか、運動不足になる人が意外と多いものです。そんなときはこれらの注意事項をきちんと理解した上で、ウォーキングを上手に生活の中に取り入れてみましょう。
文:佐藤まきこ
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