暑さの厳しい季節ですが、夏に冷え性が悪化したり、冷房による身体の不調を訴えたりする人は少なくありません。そんなときは、冬の寒い季節によく行う健康習慣を、あえて夏の生活でも取り入れてみませんか?
冬にやることだから、という固定観念にしばられず、「冷え」対策に有効なものは積極的に試してみましょう。
身体の中心部分を温める腹巻きは寒いときだけでなく、夏でも取り入れるのがおすすめ。とくに女性は腹巻きで腰や腹を覆うことで、生理時の痛みを緩和してくれたり、胃腸の冷えを予防したりできるのです。
夏は冷たいジュースやお茶、ビールなどを飲む機会が多く、トマトやきゅうり、ナスといった夏に旬を迎える食材の多くが身体を冷やす作用があるため、胃腸も冷えてしまいがちです。
暑いと入浴は簡単にシャワーだけですませたくなるものです。でも湯船にしっかり浸かることで、発汗によって汗腺がきたえられ、新陳代謝が促されます。疲労も蓄積せずにストレスも解消できるでしょう。
毎日湯船にお湯をためることが無理であれば、たとえば週3回は湯船に浸かるといったルールを自分で決めてみるのもよいかも。
夏に鍋料理を食べるなんて暑くて大変…と思いがちですが、クーラーによる身体全体の冷え対策には絶好の食事といえます。野菜をふんだんに使う鍋料理は栄養面でも、夏バテによる体力不足を補ってくれるはず。
ただし極端に暑い日に、冷房をつけずに鍋料理を食べるのは体温が上昇して負担が大きいため、エアコンをつけて快適な環境下で食べるようにしてください。
夏場は素足で過ごす時間が長くなるものですが、身体は末端から冷えていくもの。自分では気づいていなくても足の指先は冷えきっているかもしれません。「夏だから」という理由で、靴下を敬遠する必要はまったくありません。風呂上がりにもあえて靴下をはいて、冷えから身体をガードしましょう。
外に出れば容赦ない暑さに見舞われ、電車や建物の中は冷房でキンキンに冷えている。そんな中で健康をキープするのは簡単なことではありません。日々の小さな習慣で自分の体調をコントロールできるようにしていきましょう。
文:佐藤まきこ
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