夏は紫外線や冷房による乾燥などで、髪のダメージが気になる季節です。ここでは、毎日の食事にプラスすることでヘアケアできる、おすすめの食材をご紹介します。ヘアケア商品を使わずに、身体の中からキレイにできるヘアケア、この機会に始めてみませんか?
髪にいい食材=海藻というイメージが強いと思いますが、髪にいい食材は“黒い”ものが多いようです。黒い食材が思い浮かばない人のために、おすすめの食材をリストアップしました。
海藻などは多少緑っぽくもありますが、確かにどの食材も黒いですね。ですが、どうして黒い食材が髪にいいのでしょうか。
上記でご紹介した黒い食材を薬膳の観点からみると、腎機能を高める効果があると考えられているようです。腎機能が高まると身体の血行が良くなり、髪の毛にも栄養が行き渡るといわれています。
髪の毛は主にタンパク質で成り立っているため、他のタンパク質などの栄養素と一緒に摂ることで、髪に十分な栄養が届くようになるそうです。
黒い食材の黒豆やきくらげは、なかなか毎日食べられるものではありません。最初は、なるべく取り入れやすいワカメや昆布、黒ごまなどを活用するといいでしょう。
ワカメならお味噌汁に入れ、昆布は粉末の昆布茶などから摂ってもいいですね。朝のトーストには黒ごまペーストを塗るのもおすすめです。工夫次第でいくらでもレシピが浮かぶのが、黒い食材の便利なところかもしれません。
筆者の場合、朝ごはんに韓国の「ミスカル」を飲んで黒い食材を摂取しています。牛乳に混ぜて飲む美容食で、韓国の女の子たちは置き換えダイエットとして飲んでいる人も多いようです。
ミスカルは、きな粉をベースとして、黒ごまや黒大豆、雑穀などを粉末にしたものなので、タンパク質も多く、忙しい朝の時間帯でも黒い食材をバッチリ摂ることができます。
黒い食材は工夫次第で毎食にでも摂取できるもの。ちょっとした心がけでヘアケアになるのなら、そんないいことはありませんよね。ぜひ、みなさんも黒い食材で、身体の中からヘアケアしてみてはいかがでしょうか?
文:杉浦優子