適切な昼寝はストレスを軽減し、午後からの作業効率を上げると言われています。そのため、お昼休みに昼寝を取り入れる教育機関や企業も増えてきました。午後に軽く寝たら、頭がスッキリして仕事や家事がはかどった経験がある人も多いのではないでしょうか。
今回はストレス解消のために最適な昼寝の方法、寝る時の姿勢や時間を紹介します。健康にも嬉しい効果があるので、正しい方法を知り、脳をリフレッシュさせて効率アップに役立ててください。
昼寝でストレスを解消するためには、大切なポイントがあります。睡眠時間を長く取り過ぎず、深い眠りに入らないことです。時間は15分〜20分が理想。昼休みなどを利用して、上手に昼寝を取り入れてみましょう。
昼寝をする直前に、コーヒーを飲んでおくことがおすすめです。カフェインの効果が出るのは飲んでから30分後くらいだと言われているので、ちょうどカフェインが効き始める頃にすっきりと目覚めることができます。コーヒーが苦手な人は、紅茶や緑茶でも構いません。
昼寝は昼食のあと、午後3時くらいまでにするのがベストだと言われています。熟睡して長時間寝てしまわないように、布団には入らないほうが望ましいです。机に突っ伏すなど、椅子に座った状態で寝るようにしましょう。
昼寝がもたらす効果について3つ紹介します。午後の眠気を取り除く以外にも、さまざまな良い効果があるので、ぜひ参考にしてください。
昼寝によって脳をクールダウンすることができるため、ストレスを軽減する効果があります。1995年にNASA(アメリカ航空宇宙局)が行った研究では、昼寝の後に認知能力が34%、注意力が54%も上昇することが明らかになりました。
頭がすっきりすると、集中力や記憶力がアップし、仕事の生産性アップにつながるでしょう。
午後の眠い時間には注意力が散漫になり、仕事のミスや事故が起こりやすいです。昼寝をすることで脳がリフレッシュされるので、ミスを防ぎやすくなります。また睡眠不足を補うことで、日中のパフォーマンス向上にも役立つでしょう。
昼寝は病気を予防し、健康維持にも力を発揮します。2007年にギリシャ・アテネ大学がギリシャ人(成人)に対し、昼寝と心臓病発症の関係性について調査を行いました。その結果、昼寝をすると心臓病によって病死するリスクが37%低下することがわかったのです。
昼寝をすると血圧が下がるため、心臓病だけでなく脳梗塞や糖尿病の防止にもつながると考えられています。
今回はストレス解消におすすめの昼寝法と3つの効果について紹介しました。昼寝は睡眠不足を解消するだけでなく、脳を休め午後からの仕事に良い影響をもたらします。家事や仕事の合間に上手く昼寝をして、ストレスフリーで快適な毎日を過ごしましょう。
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