ストレス社会と言われている現代では、過度な緊張や不安によって体や心に問題が現れることもあります。そのため、解消方法を見つけ、疲れをためないようにすることが大切です。
しかし、自分に合った方法がわからないという方も多いでしょう。そこで今回は、気軽にできる、ストレスを感じたときにおすすめのツボをご紹介していきます。仕事でイライラしたときや、不安を感じたときにすぐできる方法なので、ぜひ今日から試してみてください。
ストレスについて東洋医学の観点から見てみましょう。東洋医学においては、受けたストレスの種類や感じ方によって、引き起こす症状が異なります。人間の体には様々な経路がありますが、肝経(かんけい)、心経(しんけい)という2つの経路は、ストレスを受けると症状が出やすい経路です。
肝経は、イライラする、頭に血が上りやすい、顔や目が充血する、頭痛が起こるなどの症状が出ます。一方で心経は不眠、夢を多くみてしまう、精神的に落ち着かないといった症状が多く、時にはうつの症状が出ることもあるのです。
また、補足ですが脾経(ひけい)にも影響が出ることもあります。その場合、食欲不振、下痢や便秘の症状が出ることも少なくありません。
それでは、ストレス解消に効果的なツボを見ていきましょう。仕事や家事の合間など隙間の時間を活用して、ストレスに対処してみてください。
足の親指にあるツボです。爪の生え際で人差し指側のところに位置し、心身の高ぶりを抑える点で効果があります。強い緊張を感じているときなどに押しましょう。
小指側の手首付け根にあるツボです。精神的緊張をほぐし、イライラした気持ちを鎮める効果があります。不安感が強いというときにも有効です。
土踏まずのアーチになっているところのちょうど真ん中付近で、食欲がないときなどに効果があります。押すと痛いことが多いため、ツボマッサージで痛みを感じる場所の1つです。
頭のてっぺんのところで、両耳と頭頂部を経由させて結んだ線と、鼻から後頭部を結んだ線が交わるところにあります。疲れが取れない場合、不眠で困っているとき、また頭痛に悩まされているときなどにも効果的。
手の甲側で、親指と人差し指の間にあるツボです。骨の分岐点でもあり、少し人差し指よりに位置しています。押されると痛いと感じる人もいるでしょう。このツボを押すと、気持ちが落ち着き、徐々に平常心を取り戻すことができます。
ストレスで乱れがちな自律神経機能を正常に戻す役割も持っているので、気になったときに押すようにしましょう。
ツボはストレスを強く感じた瞬間に押すことはもちろんですが、自宅でゆっくり時間をとって行うことでリラックス効果も得られます。ツボ押しを日常に取り入れることで、ストレスをためない生活を目指しましょう。
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