今、一般ビジネスパーソンは、うつ病対策などでストレスをためこまないことが推奨されています。あなたは今、もしかしたら周りからの促しもあり、自分ができる「ストレス解消法」を探しているのかもしれません。また、もしかしたら、趣味はあっても、なかなかストレス解消にまでつながらないという人もいるかもしれません。
そこで、ストレス解消のためにおすすめの趣味と、その効果をご紹介します。
(監修・取材協力)
医師 平田レナ先生(ひらたれな)
東邦大学医学部医学科入学、在学中よりThe Royal London Hospital(ロイヤル・ロンドン・ホスピタル)にて臨床実習を行う。卒業後は、東京慈恵医科大学附属病院にて勤務。形成外科、皮膚科を経て現在の湘南美容外科クリニックへ入職。日本美容外科学会会員(JSAS) 日本形成外科学会会員 ビビーブ認定医。http://dr-rena.com/
ストレス解消が勧められています。なぜなら、ストレスは日常的でどのような人でも受けるものであるものの、そのストレスが現代社会ではとても多いといわれているからです。
通常は、そのストレスをうまくコントロールできますが、ストレスが高じるとコントロールがむずかしくなり、心身共に対応しきれなくなってしまいます。例えば、消化性潰瘍、高血圧、気管支喘息、精神面では不安、抑うつ、錯乱状態などの不調が現れることがあります。このような深刻な不調をきたさないためにも、ストレスが強くかかっていると自覚している場合、それを上手にコントロールして、ストレス解消を行っていくことが重要なのです。
自分の趣味でストレス解消を行う場合、どのような効果が期待できるのでしょうか。それぞれの趣味の特性別にみていきましょう。
趣味の中には、運動・スポーツ系の趣味があります。これらは、当然、運動によるストレス解消効果が期待できます。
まず、運動をすると、気分がよくなるということがあります。悩みが大きいときに運動をすると、なんだか気が晴れたという経験はありませんか?運動をすることで、嫌なことを忘れることができ、気晴らし・気分転換の効果があるといわれています。
また、運動を行うと、「運動をした」という満足感が出るため、失っていた自信を取り戻す効果があるといわれています。さらに、血流がよくなり、身体がぽかぽか温まってきます。そして自律神経のうち、副交感神経が優位になることで、自律神経がバランスも整い、失っていた自信も取り戻しやすくなるといわれています。
また、有酸素運動は、それほど激しい運動ではないため、運動中に交感神経が優位になっても、終了後には、副交感神経が活発になりやすいといわれています。
食事が趣味という人もいますが、たいていの人は食べるのが好きで、趣味の一つに入るのではないでしょうか。料理を楽しむのであれば、それは立派な趣味といえます。
実は、食べるときによく噛むことも、ストレス解消につながります。噛んでいるときというのは、表情筋や肩、首の筋肉などあらゆる筋肉を使います。この筋肉を使うことで、脳の神経を刺激し、脳の活性化につながります。
また、噛むのはガムでもOKです。よく噛むと、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」という神経伝達物質が増えてストレス軽減につながるといわれているからです。
では、具体的におすすめのストレス解消の趣味をご紹介していきましょう。
ウォーキング、水泳、サイクリングなど
筋トレ・マシン、ウォーキングマシン、ヨガ、ピラティスなど
旅、ダンス、散歩、美術館・博物館めぐりなど
身体を動かすと、自然とリフレッシュできます。ぜひ多様な趣味を持って、身体を動かすことも積極的に行ってみましょう。また、よく噛むこともポイントです。食べ歩きグルメ&スポーツの旅などというのはいかがでしょうか?もちろん食べ過ぎは不健康になりますので、よく注意してくださいね。
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