更新日:
野球やサッカー、バスケットボールなどの球技から、柔道やレスリングなどの格闘技まで、スポーツは私たちにとって身近な存在です。スポーツをする理由は人それぞれですが、健康促進や体力維持のためにやっている人も多いでしょう。
しかし、怪我も起こりやすいため、適切な対処・予防法などを知っておくことも大切です。今回はスポーツで起こりやすい怪我の対処・予防法を紹介していきます。
スポーツをしていると、どうしても怪我は切り離せない存在であり、スポーツの内容によって起きる怪我は全く異なるのです。ここではスポーツで起こりやすい怪我の種類を紹介していきます。
捻挫はどんなスポーツで起こりやすく、誰にでもある身近な怪我でしょう。程度によって治療は若干異なります。また、骨折も併発することがあるので要注意です。
肉離れは、筋肉に急な負荷がかかったり、柔軟性が無いと起こりやすい怪我となります。しっかり治療をしないと、同じ部分で再発しやすいので注意が必要です。
ジャンプやダッシュの多いバスケットボールや、バレーボールなどで起こりやすい怪我です。ひざに強い圧迫痛が起こったり、赤く腫れて熱を持ったりします。
ジャンプ競技や陸上競技で起こりやすく、下腿部の中央あたりから下部の内側に痛みが走ります。
擦り傷はどのようなスポーツでも起こりやすく、最も身近な怪我といえるでしょう。出血の状態によっては清潔なガーゼで覆う、保護することが大切です。
スポーツでの怪我は、長引かせないためにも早めの対処が必要であり、さらに予防も重要です。ここからは把握しておくべき怪我の対処・予防法について紹介します。
怪我の対処としてはRICE処置という応急処置が有効です。RICEというのはRが安静、Iが冷却、Cが圧迫、Eが拳上となっています。基本は、まず安静にしながら怪我の患部を冷却、そして場合によっては包帯などで圧迫し、患部を拳より上にする、という流れを表しているのです。
身体を動かす前のウォーミングアップは1つの予防法になります。準備体操から始めて、丹念なストレッチをじっくり行うことが大切です。軽く走ってからウォーミングアップを行うと、より効果が上がるでしょう。
スポーツ後の整理体操も大切な怪我の予防法です。スポーツで疲労した筋肉を十分伸ばすことで、筋肉は常に柔軟性を保ちます。スポーツ後なので疲れていると思いますが、面倒くさがらずしっかり行いましょう。
今回は、スポーツで起こりやすい怪我について紹介しました。最初はたいしたことがないと思っても、気づかないうちに悪化することがあるスポーツでの怪我。ウォーミングアップ、整理運動を欠かさず行うことで、怪我をしにくい体になります。