お正月休みが終わりましたが、身体がまだまだ活動モードに切り替わっていない方も多いはず。この時期は寒さもいっそう厳しくなる“小寒(しょうかん/1月5日頃)”といいます。
イベント続きで疲れている内臓と、冷えた身体にオススメのケアをご紹介します。
冬至から数えて15日目頃で、冬至と大寒の中間くらいの時期を指し、「寒の入り」ともいいます。小寒から節分までの約30日間を「寒の内」といい、降雪や寒風など寒さもいっそう厳しくなります。
「寒中見舞い」を送るのもこの時期で、1月7日にはお正月で疲れた胃腸をケアするため「七草がゆ」を食べる習慣もあります。寒さが身にしみるこの時期は、身体を内側から温める積極的な温活が必要になります。
寒さが厳しくなるこの時期は、腎臓や脾臓の活動が鈍くなり、デトックスもしにくくなります。身体のめぐりをよくするためには水を飲む、ということはご存じかと思いますが、オススメは“白湯”です。
朝起きたときの水分補給を冷たい水にしてしまうと、身体が急激に冷え、内臓を疲れさせてしまいます。ですので、冬は身体への負担が少ない白湯にすることで、無理なく体温を上げることができます。
また、胃腸が温まると基礎代謝アップにつながり、消化吸収機能もスムーズに働き、便秘解消にもつながります。
さらにうれしい効果として、内臓を温めると体内の血流もよくなり、乾燥肌の改善や美肌効果も期待できます。“お肌の荒れは胃腸の乱れ”といわれるように、内側からケアすることも大事なんです。
日本酒を作るときに同時に作られるのが“酒粕”です。酒粕は栄養がたっぷり含まれていて、身体を温める作用が強いため、この時期にはとくにオススメの食材です。
また、このような発酵食品は健康と美容にいいといわれているので、積極的に食生活に取り入れたいものです。
オススメな食べ方としては、甘酒や粕汁、シチューなどのスープ系に溶いて混ぜたり、和え物などにしたりすると簡単に取り入れやすいです。この時期は、酒粕を活用した料理にチャレンジしてみましょう。
実は、寒い時期私たちは身体はもちろん、お肌も冷えています。冷えはしわにもつながるため、今すぐケアしたいもの。顔を触るとひんやり冷たいと感じることもあると思います。お肌のケアもいつもと同じではなく、寒い時期に合わせたものにしてみましょう。
オススメなのは“ハチミツ”です。保湿効果が高く、殺菌作用もあるのでこの時期のお肌の調子を整えてくれます。
毎日できるケアとして、いつもの化粧水に少量のハチミツを合わせて使うと保湿力がアップするといわれています。その際、唇にも塗ると、ふっくらぷるんとした唇になります。
また、入浴時には、ハチミツと植物油を1:1の割合で混ぜたスペシャルパックを顔に塗るのもオススメ。家でできる極上エステタイムにいかがですか?
今回ご紹介したケアは、どれもすぐにできそうなものばかり。冷えた身体とお肌には特別なケアをして、寒い時期も元気に乗り切りましょう。
参照:“オムロン式美人”企画『リズム美人の365日セルフケアダイアリー』
文:リズム編集部