こんにちは、「滝ガール」の坂崎絢子です。
こちらのコラムでは滝の楽しみ方として「滝×○○」のことをいろいろ書いてきましたが、今回のテーマはなんと「滝×サウナ」の組み合わせです。
健康を日頃から意識されている「rhythm」読者の方の中にも、サウナ愛好家がたくさんいらっしゃると思います。ここ数年、またサウナブームが来ているみたいで、「サ道(=サウナ道)」なる言葉でも知られるようになってきましたね。私の周辺でも、サウナ好きを公言する友人が増えてきています。
日本中でサウナ熱がぐんぐん盛り上がっていく中、滝もあやかりたい!ですね。
いま日本で唯一、「サ滝(=滝でサウナ)」ができる場所があるということで、さっそく私も体験してきました!。
やってきたのは三重県紀宝町、飛雪の滝キャンプ場です。
高さ30m、幅20mの立派な飛雪の滝。その滝の前にキャンプサイトが広がる絶好ロケーションなんですが、こちらには最近、テントサウナが設置されたんです。
サウナの本場フィンランドで誕生したテントサウナ。アウトドアでもサウナが楽しめる上、湖畔や海岸に設置すれば、サウナから出てすぐに自然の水風呂に飛び込める……ということで、日本でもサウナ好きのキャンパーが目をつけてから急速に火が付き出しているのだそうです。
飛雪の滝キャンプ場では夏は滝つぼでダッキーをしたり、この滝の上流で川遊びをしたり、といろいろな楽しみ方を提案してくださっています。オフシーズンの冬にも楽しめるアクティビティとして、テントサウナが導入されました。
中はこんな感じです。
ストーブがあって、その中で薪がパチパチと燃えています。さらにストーブの上にはサウナストーンが載っているので、ここに適宜水をかけて蒸気を出します。これはサウナ用語で「ロウリュ」って言うらしいですね!
ちなみに着衣でOKなので(下は水着で!)、男女一緒に仲良くサウナタイムを楽しむことができます。一度に5、6人までは入れそうです。自分たちで熱さを調整できる参加型のサウナでおしゃべりも弾みますから、はじめましての方たちとも仲良くなれそうです。
特に「サ滝」のいいところは、小窓から滝を眺められて、滝音もしっかり聞こえるということ。しかも薪が燃える音と相まって、自然に包まれるサウナタイム。テントの中だけど、程よい開放感があるんです。個人的には密閉空間がちょっと苦手なもので普通のサウナにはほとんど入らないのですが、「これは素晴らしい!楽しい!」って興奮してしまいました。
20〜30分くらいかな?
しっかり汗をかいたところで、第1クール、終了!
テントから出たらダッシュで滝つぼへ!
真冬ではないとはいえ、まだ3月、しかも夕方。滝つぼの温度はおそらく一桁だったかと思いますが…
ドボーン!
「最高!!」と叫んでしまいます。
このままひたすら、脱力していきます。滝音を体に染み込ませるようなイメージを持つと、なんだかふわふわしてきますよ。
この日はもう1クール、サウナ→滝つぼ→チェア、と繰り返しました結果……。
なんだか不思議ととても元気になりました!
サウナ用語で「ととのう」という言葉があるそうですが、まさに!身体が目覚めて、元気にめぐり出したような感覚がありました。しっかり、ととのいました。
疲れが溜まっていた時期でしたが、この日はキャンプ場のコテージでぐっすり快眠いたしました。
テントサウナ、いや、「サ滝」のポテンシャル、おそるべし!
現段階ではモニター期間中ということです。やってみたい!という方は、ぜひ飛雪の滝キャンプ場にお問い合わせを。飛雪の滝キャンプ場の公式facebook、Twitterもぜひフォローしてみてくださいね。
文・写真:坂崎絢子