今週末、2月28日(日)にいよいよ開催される『東京マラソン2016』。今年で10年目となる『東京マラソン』は、毎年3万人以上が出場するほどの人気で、マラソンはいまや市民スポーツの代表格と言えるでしょう。
でも今回特筆したいのは、男性、とくに会社組織の中でトップに名を連ねるような成功しているエリートビジネスマン群に、ランナーが多いということです。
『ランネット』が行ったランナー世論調査によると、ランナーの84.4%が男性で、平均収入は616万円と日本人の平均年収より約200万円も高く、年収が1000万円以上や2000万円以上のランナーもいるのです。
そんな成功者たちが、なぜこぞってマラソンを行うのでしょうか。
ランニングは、脳の前頭前野と海馬を刺激することがわかっています。
前頭前野は思考や創造性を担う部分で、海馬は記憶やストレスに関わる部分のため、集中力や記憶力が高まったり、思考が研ぎ澄まされたりといった効果が期待できるのです。
限られた時間の中で、いかに時間配分を行い仕事をこなしていくか、ということはビジネスマンの永遠の課題。そして仕事の評価が高いビジネスパーソンは、間違いなく時間管理能力に優れた人物です。
だからデキる人は「時間がない」なんて言葉を言い訳にせず、わずか20分でも、マラソンのための時間を作りだしているもの。たとえば、通勤や帰宅時にマラソンを兼ねる、なんてことをしているビジネスマンも多くいます。
働き盛りの年代は運動不足の人が圧倒的に多いのが、現代の日本。運動をしないと、身体がますます疲れやすくストレスも溜まり、悪循環に陥りがちです。
しかしマラソンを行えば、筋肉も心肺機能も鍛えることができ、身体の抵抗力が上がり、疲れにくい体質になっていきます。しかも定期的に運動を行っていると、肌ツヤもよく見た目の爽やかさも増し、ビジネス成功にとって鍵となる“第一印象”も、確実に良くなります。
たとえ運動習慣がなかった人でも、数回マラソンを続けてみれば、頭が冴えわたる爽快感を覚えるはず。今年は、マラソン習慣を身につけてはいかがでしょう?
文:佐藤まきこ
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