人間はストレスを感じると、呼吸が浅くなると言われています。日常生活で強い不快感を感じているとき、自分の状態をチェックしてみると良いでしょう。
今回は呼吸とストレスの関係、おすすめの呼吸法を2つ紹介します。息を深く吸いづらいと感じている人や、日常でストレスが多いと感じている人は参考にしてみてください。
息を楽に吸ってから吐き切るまでの時間が20秒以内の人は、呼吸が浅い可能性があります。呼吸数は、1分間に12〜18回が正常値と言われており、それを上回る場合は浅い呼吸をしている疑いも。まずは自分の呼吸状態をチェックしてみましょう。
呼吸が浅いことによって酸素不足になってしまうと、イライラする、寝つきが悪い、頭痛、肩がこるといった症状が起こる原因にもなります。また、呼吸が浅い原因にはストレスのほかに体の歪みや姿勢の悪さなどが関わっていることもあるので、同時にチェックしてみることもおすすめです。
過呼吸とは、浅く速い呼吸になってしまう状態を指します。過度な緊張や不安など、精神的なストレスが大きな原因です。過度の緊張によって自律神経が乱れ、呼吸の速度が上がることで、過呼吸になってしまいます。
ストレスを溜めないために、どこでも簡単にできる呼吸法を2つ紹介するので、ぜひ実践してみてください。
腹式呼吸は、より多くの酸素を取り込める呼吸法です。仰向けになった状態で行うと、よりお腹を意識することができます。まずは仰向けの状態から始め、慣れてきたら座りながら行ってみましょう。
背筋を伸ばして、鼻から2秒かけて息を吸い込んでください。そして、お腹を少しずつへこませるように2~4秒かけて、ゆっくりと息を吐きましょう。
初めは1分間に15~20回くらいのペースでスタートすることがおすすめです。慣れてきたら2秒吸い6秒吐くイメージで、1分間に7~10回くらいの呼吸回数を目標にしましょう。
バンザイ呼吸法は、脳がスッキリと目覚める呼吸法なので、朝に行うと効果的です。まず姿勢を正して立ち、両手をおへその辺りに置いてください。軽く腹部を押しながら、息を吐きながら上半身をゆっくりと倒しましょう。
息を完全に吐き切ったら、右足を1歩前に出しながら、ゆっくりと上半身を起こします。両腕を大きく伸ばし、バンザイのポーズをしながら息を吸ってください。息を吐きながら、両手をゆっくりとお腹まで下ろし、足も元の位置に戻します。
始めの状態に戻り、今度は左足を前に出し同様に行いましょう。右足と左足を1セットとし、1回に3セット行ってください。
今回は呼吸とストレスの関係、おすすめの呼吸法について紹介しました。まずは自分の呼吸を見直してみましょう。腹式呼吸法やバンザイ呼吸法を日常に取り入れ、ストレスフリーな生活を目指してみてはいかがでしょうか。