11月8日は「いい歯(118)の日」。全国的にも、この日を含む1週間を歯と口の健康づくりの週間として、さまざまな取り組みが行われています。
歯の健康のためには定期的な健診が大切です。歯科健診というと、小学校で一斉に受けたことを思い出す方も多いかもしれません。
ここでご紹介する「歯科健診」は、「デンタルドック」とも呼ばれ、口腔全体の状態を細かく調べる、いわば“人間ドックの歯科版”。虫歯や歯周病のほか、口腔がんやその他の疾患を早期に見つけたり、将来的に起こりうるリスクを予測したりすることができます。
口の中の健康を徹底的にチェックしたい方におすすめの歯科健診。一体どのようなことを行うのでしょうか。
歯や歯茎、粘膜などを確認します。噛み合わせや歯並び、顎(がく)関節症などの有無もチェック項目です。
レントゲン撮影を行い、肉眼では気づかない点や過去の治療状態をチェックします。
レントゲンではなく、一般的なカメラで口腔内を撮影します。現在の状態を記録することで、将来、トラブルが起きた際の参考資料にします。
歯の石膏(せっこう)模型をつくり、噛み合わせなどをチェックします。記録として保存しておくことで、将来的な資料としても役立てます。このほかにも、CT撮影をしたり、口臭や唾液、口周りの筋力の検査などを行うケースもあるようです。
健診の内容はそれぞれの医療機関によって異なります。受診前に内容や料金等について尋ねてみるといいですね。
小さな歯科医院では、歯科健診(デンタルドック)を行っていない場合もあります。だからといって、歯のチェックを怠るのはNG。定期的に虫歯や歯周病の簡単なチェックだけでもしてもらい、自分の歯についてきちんと把握することが大切です。
文:杉浦優子
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