ヨガスタジオに行くと、レッスンの1つとしてパワーヨガという言葉を見かけることも多いでしょう。日本でも徐々に浸透してきたヨガの1つですが、内容については詳しく知らない人が多いかもしれません。
今回は、パワーヨガについて特徴や効果、基本的なポーズを紹介していきます。ヨガについての新しい知識を増やして、自分らしいヨガライフを送りましょう。
パワーヨガは、1990年代にアメリカで考案されたヨガです。運動量の多いヨガと言われるアシュタンヨガがベースになっており、そこに現代人の生活様式や趣向などに合わせたフィットネスの要素を取り入れて作られました。
アメリカでハリウッドスターを中心にボディメイク効果の高いエクササイズとして話題になり、徐々に広がりを見せて、パワーヨガというポジションを確立させたと言われています。最近では日本でも多くのヨガスクールで、レッスンが行われるようになってきました。
ベースとなっているアシュタンヨガと同様に、呼吸とポーズを連動させながら行うのが最大の特徴です。とてもパワフルな動きのあるヨガで、ただポーズをとるだけでも相当な運動量になります。
パワーヨガでは高い筋トレ効果に加え、メンタル面を強化させることも可能。ポーズに加えて呼吸も意識すると有酸素運動にもなり、代謝が上がってダイエットにつながるでしょう。また、ストレス発散効果もあります。自然と呼吸が深くなるので常に深呼吸のような状態になるため、気持ちが落ち着くでしょう。
パワーヨガで最も基本的なポーズである太陽礼拝は、複数のポーズを組み合わせており、1つひとつのポーズを流れるように行うという特徴があります。紹介する①から⑥のポーズは、途切れないように続けて行いましょう。
まずは足を揃えて立ち、息を吸いながら手を横から広げて頭上で合掌します。そこから、息を吐きつつ手を胸の前に持っていってください。
次に、息を吐きながら手を床について前屈をします。届かない人は、膝を曲げても構いません。前屈をしたら、今度は息を吸いながら膝を伸ばし、背筋と床を平行にしましょう。このとき目線は前へ向けますが、手は床から離れても問題ありません。
次は息を吐きながら、片足ずつ後ろへまっすぐ伸ばしていきます。手は両肩の真下につき、肘をしっかり伸ばして上半身を支えましょう。下半身はつま先だけを床につけて支えてください。背筋がまっすぐ一直線になるように心がけましょう。
プランクの態勢を保ったまま、今度は肘を後ろに曲げて身体と床が平行になるところまで落とします。お腹だけが下がらないように支えることがポイントです。
チャトランガから一度うつぶせになります。そこから足の甲を床につけて、手と腕の力で上体を持ち上げ胸を反らしてください。手は方の真下に置くようにしましょう。
最後は、足裏を床につけて一歩ずつ前へ踏み出し、お尻がてっぺんになるように全身で「く」の字を作ります。腕に力がかからないように、体重はできるだけ足に移し背筋を伸ばしましょう。かかとが浮いてしまう場合は膝を曲げても構いません。
今回は、パワーヨガの特徴や効果、基本的なポーズである太陽礼拝の仕方をご紹介しました。パワーヨガは、しっかりと身体を動かし、ストレスを発散したいと考えている人におすすめ。ポーズの激しさと独特の呼吸がポイントなので、初めての場合はインストラクターによる指導のもと行うと安心でしょう。
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