女性イコール冷え性というイメージがありますが、2~3割の女性は自分を冷え性だとは思っていないそうです。かくいう筆者は、30代に入った今も冷え性で悩んだことがありません。
そこで、冷え性に悩まされることが多い女性と、筆者自身の生活習慣を比較してみました。冷え性で悩んだことのない筆者には、寒さを怖がらないこと、継続的な運動で自然と温活をしていることなどの特徴がありました。
人間は恒温動物ですが、身体を動かせば体温が上がります。基礎代謝が低い人は、身体のカロリー消費が少なく、体温が低くなりがち。その結果、冷え性を招いている可能性があるのです。
冷え知らずという人は、寒い冬でも運動を欠かしません。筆者の場合は、毎日歩いたり筋力アップのワークアウトを行ったりしているためか基礎代謝が高く、手足が冷えるということはありません。
冷え性ではないという女性に尋ねると、同じように毎日運動をしている人が多く、基礎代謝が高い傾向にあります。毎日運動をする習慣がない人ほど、冷えを実感しているようです。
冬は「こたつの主」状態で、一歩も外に出ないという超インドア派の人もいらっしゃるのではないでしょうか。
寒さを恐れておっくうになっている人は、身体を動かさないので血行が悪くなりがち。その結果、ますます冷えを感じるという悪循環に陥っている可能性もあります。
一方、冷え知らずの人は、寒い日でも外出し、身体を動かしています。寒いことに恐怖感がないので、気軽に外に出られるのです。
冷え性の意外な原因として、ストレスがあります。心因性の冷え性といってもいいかもしれません。過度なストレスは自律神経のバランスを乱し、血行を悪くします。寒くて縮こまり、身体が緊張することでも、血行が悪くなります。
このため、いろいろな意味で意識的に身体を解放させることが大切です。入浴でもいいですし、入浴後にストレッチやヨガをするのもいいでしょう。ゆったりとした気分で、リラックスタイムを楽しみ、ストレスも寒さも吹き飛ばしましょう。
運動が嫌い、冬は寒いからイヤ、何より「こたつ」がいい!という女性は多いかもしれませんが、冷え性克服のためには、この考えを少し変えてみる必要がありそうです。週末の昼間は外へ出かけるなど、生活習慣を変えて、冷え性知らずになりましょう。
文:杉浦優子
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