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冷え性は女性に多いと言われています。特に手や足先など末端部の冷えは、大きな痛みを伴うこともあり、かなりつらいものでしょう。寒い季節は特に深刻となります。
しかし末端の冷えには原因が隠れているものです。原因を理解して、毎日の生活習慣を少し変えるだけで、末端冷え性が改善されて冷えや痛みから卒業できるかもしれません。そこで今回は、末端冷え性の原因と改善の方法3選を紹介します。
末端冷え性というのは、体温が低くないけれど、手や足先など末端分まで血液が行き届かずに血行が悪くなってしまい、手足や足底が冷えたままの状態になっている状態です。
女性や、痩せている方に多くみられる傾向があり、運動をして身体を温めたり、手袋や靴下を使って防寒をしようとしても体が温まりにくいという特徴があります。
末端冷え性になる原因は1つではありません。自分にあてはまる原因を見つけてみてください。
寒さを感知すると血流を滞らせることによって、中心部分の体温を維持させようと働きます。そのため冬の屋外などで気温が低い状態になると、末端部が特に冷えを起こしやすくなります。
血行が悪くなると冷えが引き起こされます。血行不良の大きな原因は筋肉量不足です。筋肉は血液を全身に送り込むポンプのような役割を持っているので、筋肉量が少ないと全身に血液を送り込むことができません。その結果血液の流れが悪くなってしまうのです。
低血圧や体内水分の不足、食生活の乱れなどは体内の血液循環を悪化させ、血行不良の原因になります。さらに悪玉コレステロールを過剰摂取すると、糖尿病などの病気も引き起こし、血行障害の原因になってしまうのです。
ストレスを感じると人間の体は緊張状態になります。緊張が続けば、血管が収縮した状態が維持されて血行が悪くなり、冷えが改善されなくなってしまうのです。
末端冷え性を改善するためにオススメ方法を3つ紹介していきます。
筋肉を使うことで血行が改善されることが多いため、日常的に身体を動かす習慣にすることが大切です。例えば、駅一駅分歩く、エレベーターを使わず階段を使うなどの小さなことから始めてみましょう。
入浴は冷えの解消に効果的な温熱効果、リンパの流れを円滑にしやすくする効果があります。38〜40度の温度で入ると、血行促進やリラックス効果も同時に得ることが可能です。また、入浴中に足のマッサージをすると冷えに効果的でしょう。
手足の力を抜いて手首や足首をブラブラさせたり、手や足の指を意識して動かしたり、手足を刺激してみましょう。1つのストレッチを約10秒維持することが目安です。余裕があれば、同じことを2〜3セットできるといいでしょう。
末端冷え性は体質だけでなく、隠れた原因があることも多いです。血行を良くするためにストレッチなどを意識的に行い、冷え知らずの体を目指しましょう。