朝晩は冷え込むものの、晴れた日の昼間は暖房を入れるほどでもないと判断し、うっかり身体が冷えてしまう人もいるのではないでしょうか。身体がまだ冬モードになっていない人は、このうっかり冷えに襲われるケースもあります。
ここでは、冬の温活と題して、これから行える身体を温めるプチ習慣をご紹介します。
デスクワークをしているとき、家事をしているとき、ちょっとした隙間時間に手首や足首、首を回しましょう。冷え性に悩んでいる人は、手首と足首を重点的に。3つの「首」を回して血流を促進することで、冷えを防止できます。
この3点を直接温めることもおすすめです。ネックウォーマーやレッグウォーマーなどを使って体温が逃げないようにすれば、身体全体が冷えるのを防ぐことができます。
身体を温める食材を食べる習慣を身につければ、知らず知らずのうちに冷えを防止することができます。特に生姜や唐辛子は、身体を温めてくれるスパイス。お味噌汁に入れるなど、普段の食事にちょっとプラスするだけでも、身体が内側から温まります。
なお、カプサイシンは、発汗作用、呼吸数の増加、血管の拡張を促して、体温を低下させるという説もあります。唐辛子の摂りすぎはかえって身体を冷やす方向に変わることもありますので、適量を心がけましょう。
夏はシャワーで済ませていた入浴タイムも、冬は湯船にしっかりつかる習慣をつけましょう。湯船の中では水圧で身体じゅうの血行がよくなるため、お風呂からあがってもポカポカした温かい身体をキープできます。
お湯の温度はちょっとぬるめの38〜40℃がおすすめ。15分ほどつかりましょう。
白湯を飲む習慣を身につけるのもおすすめです。
朝は身体が冷えている状態なので、身体を目覚めさせる意味でも白湯は効果的。起き抜けに温かい白湯を一杯飲むと、身体のなかからポカポカ温まってきます。
体温が1℃下がると、免疫力は3割が低下してしまうそうです。身体は実感していなくても、知らず知らずに冷えていることが多いものです。自分の身体をいたわるためにも、プチ温活習慣を身につけ、真冬の寒さに打ち勝ってくださいね。
文:杉浦優子
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