冷え込みが一段と厳しくなるいま。からだを内側からあたためるためには、食事の内容を意識することに加え、「食べ方」を工夫することも大切です。
ポイントは毎日の食事を「よく噛む」ことで、「腸内環境を整える」こと。腸内環境が整っていないと、お通じが悪くなったり、代謝が落ちたりするという影響がありますが、冷えもそのひとつなんです。
「よく噛む」と、だ液がじゅうぶんに分泌されます。だ液に含まれている「アミラーゼ」という消化酵素は、炭水化物の一種であるでんぷんを分解したり、細菌の繁殖を抑えたりする働きを持っています。そのため、胃腸に負担をかけずに消化が行え、腸内環境を整える手助けとなるんです。腸内環境が整うと、血のめぐりもよくなり、からだをあたためることにもつながります。
よく噛んで食べるためには、以下の3つを意識しましょう。
① ひと口30回を目安に、しっかり咀嚼しましょう。
② 口の片側だけではなく、左右の歯を使い、バランスよく噛むようにします。
③ 咀嚼している最中には、スープやドリンクなどの飲み物で食べ物を流しまないように注意します。
咀嚼の回数をふやせば、満腹中枢も刺激されるので、食べ過ぎを防ぐにもぴったり。調味方法&調味料で、「秋冬の「冷え食材」を「あたため食材」に」でご紹介した食材も、「よく噛む」ことでさらに温活パワーがアップしますよ。毎日の食事で実践できる、温活のコツ、ぜひ、実践してみてくださいね。