暦の上では立春を過ぎ、春に近づくこの季節。
三寒四温の言葉通り突然寒さが戻って、風邪をひく方も増えてきます。
冬の温活、気を緩めずにいきましょう♪
今日はこの時期おすすめの【腎を労る黒い薬膳あったかスイーツ】をご紹介!
以前、「秋は白い食材で肺を潤す」とお伝えしましたが、冬はエネルギーを蓄える「腎」が弱りがち。ここが弱ると、いくらエネルギーを作り出しても溜めておけないので、思うように動けない状態に陥りやすいのです。
◦気力が足りない
◦寝付けない
◦髪の毛が抜けやすい
◦頻尿、残尿感がある
◦忘れっぽい
◦疲れやすい
四季の中で、冬は蓄える時期です。
春が来たらパッと活動的になれるように、今のうちにじっくりエネルギーを蓄えておきましょう。
陰陽五行的に冬は「黒い食材」がおすすめです。
<材料>2人分
◦黒ごま 30g
◦くるみ 15g
◦枸杞の実 3~6個
◦豆乳 360cc
◦黒糖 大さじ1(お好みで分量は変えて下さいね)
◦白玉粉 30g
◦水 適量
<下準備>
◦白玉粉に水を少しずつ加えて練る。耳たぶほどのやわらかさになったら丸める。沸騰したお湯にいれて、浮き上がってから30秒。冷水にとってさましておく。
◦黒ごまとくるみをすり鉢ですりつぶしておく。
<作り方>
① 手鍋に豆乳とすりつぶした黒ごまとくるみを入れて弱火で温める
② 温まってきたら黒糖をお好みの分量いれて混ぜる
③ 味が決まったら白玉をいれて完成(白玉が温まったら火をとめる)
④ 器に取り分けて、最後に枸杞の実をトッピングして召し上がれ
じんわりとくるみのコクや黒ごまの香ばしさ、豆乳のまったり感が味わえるスイーツです。お好みでジンジャーパウダーを加えてもOK。
乾燥したジンジャーは生よりもあっため力がパワーアップしてます♪
◦黒ごま:血管を強くして、血の流れをよくする。冬の冷えで弱りやすい腎の働きを助ける。ごはんやおひたし、煮物にパラパラとまぶせば、手軽に取り入れられます。
◦くるみ:腎を温めたり、肺の機能を高める。実は脳にもよい働きをしてくれるので、仕事や勉強の合間にポリポリ食べるのも良し。便秘解消にも◎
◦枸杞の実(くこのみ):滋養強壮。「飲む目薬」と言われるほど目に優しい。抗酸化力とホルモンバランス調整にも関わるとされ、「女性に嬉しい食材」の一つです。そのまま食べても甘酸っぱくて美味しく、お茶にしても良い。
◦黒糖:カルシウム、鉄分、カリウム、マグネシウムなどのビタミンやミネラルが多く含まれる。
腎の働きを助ける食材を主にして、「カラダを温める食材」「気の巡りをよくする食材」も組み合わせるとよいですね!
せっかくエネルギーを蓄えても、それを体内に巡らせる「血」が冷たかったらもったいないですから。
脈々と温かい血とエネルギー(氣)がめぐる体をキープしましょう。
<腎の働きを助けるおすすめ食材>
黒ごま、黒米、黒キクラゲ、黒豆、焼き海苔、小豆、山芋類
<カラダを温める食材>
くるみ、生姜、にんにく、かぼちゃ、えび、ねぎ
<氣の巡りをよくする食材>
柑橘類、山椒、シナモン
笹本英恵
オーガニックセレクトショップmatsuricaオーナー。選ぶ香りに意味があることに着目し、反応した香りから今の自分を見つめる心ケアのツール「アロマリーディングRボトル」を開発。一般社団法人アロマリーディング協会代表理事として<香りで心ケア>の啓蒙活動を行う。
matsurica http://www.matsurica87.com