一年のうち、もっとも街が華やぐ年末年始。クリスマスやニューイヤーの楽しい季節行事は、子供だけでなく、大人にとっても心踊る楽しいイベントですよね。しかし…! 同時に寒さが増して、身体の芯を冷やしてしまう要注意な時期でもあります。こんな季節にオススメなのは、手足の先までぽっかぽかにしてくれるグリューワイン。恋人とのお家ディナーや、家族とのくつろぎタイムのお供にもぴったりの飲み物です。
グリューワインとは、赤ワインに香辛料をいれて温めたホットワインのことで、ヨーロッパのクリスマスには欠かせない飲み物のひとつです。特に野外のクリスマスマーケットで見かけることが多く、寒い中このグリューワインを手にマーケットを満喫する人が大勢います。作り方によってはお酒に弱い人でも楽しめるので、まずは基本のスパイシーハーブを揃えて挑戦してみましょう!
<用意するもの/2人分>
・ 赤ワイン 2カップ分
・ オレンジ 小玉半個
・ レモン 1/3個
・ はちみつ 大3(甘めがよければ多めに)
・ スパイスハーブ(クローブ小1、シナモン小1)*合わせてお茶袋にいれておきます。
・ ラム酒 少々
<作り方>
① オレンジとレモンの絞り汁、はちみつを鍋に入れて弱火で温めます。
② ①へ赤ワインと、お茶袋に入れたスパイスハーブを入れて、沸騰させないようにじっくり温めます。
③ よく温まったらスパイスを取り出し、最後にラム酒を少々入れて出来上がり。
*オレンジやレモンは丸ごと使ってもOK。(ただし皮から渋みが出るので、取り出せるようにしておくと良いです)
*はちみつは砂糖20gで代用可。
*スパイスハーブは粉末でも可。
お酒が弱い方は、赤ワインを温めるときにわざと沸騰させてアルコール分を抜いてみてください。少し酸味が強いスパイシーホットジュースのような感覚でお召し上がりいただけます。赤ワインが苦手という方は白ワインで作ることもできますので、ぜひ試してみてくださいね。また、20歳以下の方やお子様には、100%果汁で糖分が含まれていないぶどうジュースを使ってみてもいいでしょう。
赤ワインといえば、抗酸化成分のポリフェノールが豊富なことで知られていますね。他にもアンチエイジング作用や肥満防止など、女性にとって嬉しい効果がたくさん! チーズやお肉などの高脂肪食を好むフランス人が常に美しいスタイルを保っているのは、この赤ワインのおかげとか。また、シナモンは血液循環を高めて身体を温めてくれる冬に欠かせないハーブ。赤ワインやシャキッとした香り高いクローブとの相性は抜群です。寒い冬の夜に飲めば、ほろ酔い気分で心地よい眠りに落ちていけそうです。
Eriko