残暑も抜けてようやく秋の風を感じるようになりました。この時期になると、身体全体に力が入らない、エネルギーが落ちている気がする、という方が多いのでは? 体感気温は40度と凄まじい暑さなのに、建物の中は冷蔵庫のようにひんやり。このような環境が続けば身体に「冷え疲れ」が出て当然です。秋の涼しさに身体がついていけるよう、食事や生活習慣を少しずつ変えていきたいものですね。
身体はもちろんですが、約2ヶ月もの間強い紫外線にさらされてきたお肌にだってケアは必要です。そこで登場するのがやっぱりハーブ! 植物の力を借りて作るボディスクラブは、毎日使いたいほどリッチな仕上がり感で、しっとり美肌再生を促してくれます。
(用意するもの)
・スクラブ用の自然塩(使いたい量)
・ハーブ(ローズマリー、ヒース/自然塩に対して40%ぐらい)
・植物オイル(スクラブがまとまる程度)
・精油(ローズマリー、ローズを各1~2滴)
(作り方)
① ミルミキサーでハーブを細かくして、自然塩と混ぜ合わせます。
② 1で作ったスクラブに植物オイルを少量加えてよく混ぜます。
③ 2に精油を1~2滴垂らして出来上がり。
ローズマリーは強力な抗酸化成分を持つため、古くから「若さを取り戻すハーブ」として知られています。ハンガリーのエリザベス女王が、ローズマリーを使った化粧水「ハンガリアンウォーター」で若さと美しさを保ち、77歳のときに求婚されたというエピソードは有名ですよね。その他にも、身体全体の血液循環を高めて、冷え症状による消化機能やエネルギー低下などにも使われます。(ただし、妊婦さんにはNGなので注意してくださいね。)また、美容ハーブとして活躍するヒースは、アルブチンという美白成分を含むので女性にはマストのハーブですよ。
植物オイルは何でも構いませんが、スリミング効果を期待するならジュニパーやホワイトバーチオイルなどがおすすめ。その他、アルガンオイル、ローズヒップオイル、ホホバオイル、オリーブオイルなどもOKです。
私はこのスクラブを1~2泊の旅行時にボディソープ代わりに持参します。荷物が軽くなりますし、何より旅先で癒してくれるローズの存在は頼もしい限り! リラックスした心身に潤った美肌で、この上ない幸福感に包まれてベッドに入れます。
ハーバリスト/セラピスト Eriko