夏から秋へと季節が移り変わるこの季節。9月は、自律神経を乱しやすい月と言われています。自律神経の乱れは、冷えの原因にもなるため、温活美人の敵です。
自律神経とは、呼吸や心拍などの生命活動を維持する神経で、交感神経と副交感神経があります。活動モードをつかさどる交感神経と、リラックスモードをつかさどる副交感神経が交互にバランスよくはたらくことで、体内の機能を調整しています。
自律神経の乱れは、体温を一定に保つことができなくなるなど、数々の不調の原因になります。しかし、自律神経は、ストレスや生活習慣の乱れなどで、カンタンに狂ってしまいます。とくに、現代人は心身が常に覚醒し、交感神経優位になりがち。結果、冷えにつながってしまうのです。
自律神経のバランスを取るのに重要なもののひとつが、セロトニン。幸せホルモンとも呼ばれる、情報伝達物質です。このセロトニンを活性させることで、9月の不調をふせぎましょう。
セロトニン活性化のポイントは、「光」、「運動」、そして「腸」。朝起きたら、日光を浴びながらの運動をするとよいでしょう。通勤時間は、そのいいチャンスです。大股で歩いたり、バスや電車ではつり革につかまって立ち、すこしかかとを上げてみるなどしてみましょう。たくさん歩くことで、腸も活性化します。
また、セロトニンは必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンから作られます。トリプトファンが含まれる食品は多くありますが、なかでも植物性タンパク質である大豆食品がオススメ。朝は味噌汁などの大豆食品を積極的に摂るとよいですよ。