食事において野菜から先に食べる「ベジ・ファースト」をご存知の方も多いこととは思いますが、今温活部がオススメしたいのが、「スープ・ファースト」です。
「スープ・ファースト」とは、その名の通り、食事の際スープから先にいただくこと。スープは、野菜をふんだんに使ったものが良いでしょう。ベジ・ファーストというと冷たいサラダを用意してしまいがちですが、野菜がたくさん摂れるあたたかいスープに替えることで、おなかを冷やさずにベジ・ファーストを実行することができるのです。あたたかいスープは満足感も大きいので、食べ過ぎの抑制も期待できます。
スープの作り方はカンタン。お好きな野菜を角切りにして、おだしで煮るだけ。おだしはお好みで和風(かつお・こんぶ)、洋風(コンソメ)、中華風(鶏ガラ)の中からお選びください。和風なら味噌を溶いて味噌汁にしてもよいですし、洋風ならトマト缶を入れてトマトスープにしてもよいでしょう。中華スープなら、溶き卵をプラスするのもGood。唐辛子やカレー粉を加えればさらなる味の変更も可能です。野菜選びをする際は、カラダをあたためるものか、カラダを冷やすものかを見てみるとよいですよ。カラダをあたためる食材は、根菜やネギ、ニンニクなど。カラダを冷やす食材は、夏野菜や水分の多い野菜があてはまります。トマトスープにする場合、トマトは夏野菜でカラダを冷やす食材ですが、具をカボチャにしたり、コショウなどのスパイスやバジルなどのあたためハーブをきかせることでバランスをとることができます。カラダをあたためる食材を、あたたかいスープでいただくことで、夏冷えの胃腸に優しい食事になります。
これらのスープは冷凍保存が可能なので、この時期も安心です。時間のあるときに野菜たっぷりのスープを作り、冷凍用コンテナに一食分ずつ注いで冷凍庫にストックしておきましょう。暑くて食欲がないときや、料理をする気力が出ないときなど、電子レンジであたためるだけでOK。とくに、夏は麺類や丼ぶりものなどの炭水化物中心の食事になりがちです。ビタミン欠乏を起こさないためにも、野菜たっぷりのスープで夏を乗り切ってくださいね。