いよいよ夏も本格化。暑い毎日が続く一方、冷えすぎの電車やオフィスに悩まされる人も多いと思います。そこで今回紹介するのは冷え症女子必見の“炭酸風呂”です。炭酸風呂の驚くべき効果と、自宅で簡単にできる作り方を紹介します。ぜひお試しください。
炭酸風呂とは、炭酸を含んだお風呂のことです。お風呂はそれだけで体を温める効果がありますが、炭酸を加えることでより保温効果が高まり湯冷めしにくくなります。
これは炭酸ガスが皮膚から血液中に入り二酸化炭素が増え、血行が良くなるためです。血行が良くなることで冷えはもちろん、むくみの改善や新陳代謝も高まりダイエットにも効果的です。
また、炭酸には美肌効果もあります。炭酸泉に入って全身ツルツルになったという経験はありませんか。炭酸はタンパク質を吸着する作用があるため、古い角質が落ち肌をなめらかにしてくれます。また、古い角質が落ちることで肌のくすみが改善されて肌が明るくなったり、乾燥でゴワつきがちだった肌がモチモチになったりと、多くの美肌効果が期待できます。
そんな万能な炭酸風呂は、実は自宅で簡単に作ることができます。
用意するものは2つ! 重曹とクエン酸です。重曹大さじ2杯とクエン酸大さじ1杯を混ぜ合わせて、お風呂に入れるだけです。入れるとすぐにシュワシュワと発泡が始まります。
この時、湯の温度が高いと炭酸が抜けやすくなってしまうので、湯の温度を40度以下に設定しましょう。また効果が薄れてしまわないように、入浴する直前に入れるようにしてください。
40度以下の少しぬるめのお湯はリラックスの神経「副交感神経」を優位にしてくれます。ゆったりと20分~30分浸かると良いでしょう。冷え症の改善、むくみ、新陳代謝のアップ、美肌効果と女性にとって嬉しい効果をたくさんもたらしてくれる炭酸風呂。身近な材料でできるのでぜひ取り入れてみてください。
ホリスティックビューティ インストラクター 高井里奈