夏のお悩み「熱帯夜」。
暦の上では大暑、一年で暑さがもっとも厳しくなる季節です。
夜になっても暑さが下がらず、寝苦しさを感じている人も多いのでは?
エアコンに頼りたいけど、起き抜けのダルさと手足の冷えも気になりますよね。
今日はなるべく自然のチカラを取り入れて、快適に熱帯夜を過ごすコツをご紹介しましょう。
昔から、『頭寒足熱(頭を冷やし、足を温めること)』は健康に良いとされてきました。もともと湿度の高い日本で、頭にこもりがちな熱を拡散できるということで、長年愛用されてきた「そばがら枕」。
日中の暑さやストレスで熱くなった頭をクールダウンしてもらいましょう。
そばがら同士のこすれる音も心地よく、頭の高さや形も自分サイズに調節がしやすいところも良いですね。
<注意点>
・そばアレルギーの人は絶対使用しないこと
・虫の発生に注意
長時間湿気の多い場所に放置すると虫が発生しやすくなります。
毎日使っていれば問題ないと言われていますが、最近では防虫も期待できるウッドチップ(ヒバやひのき)がミックスされた枕も人気。
いわゆる「木の香り」はフィトンチッドと呼ばれ、防虫だけでなくリラックスや血圧安定にも役に立つのです!
木の香りに包まれながら心地よい眠りにつけそうですね。
もっと頭の熱を下げやすくするには、「ペパーミント」の香りがおすすめ♪
ペパーミントの香りは「体感温度を4度下げる」と言われています。
枕に直接垂らすとシミの原因にもなりますので、ティッシュやコットンに垂らして枕の下に挟んだり、ベッドサイドに置くと良いですよ。
ペパーミントの香りの「冷タオル」を首の下に敷くのも効果的。
<ペパーミント冷タオルの作り方>
① 洗面器に水を張って、ペパーミントの精油を1滴垂らす
② タオルをくぐらせて絞る
③ 透明のチャック付き袋にいれ、冷蔵庫で少し冷やしておく
④ 袋ごとタオルで覆って首の下に敷くと、素早く頭を冷やせます
絶対エアコンを使いたくないという方もいらっしゃいますが、意外と増えているのが「夜の室内熱中症」。
自分の体と相談しながら、無理の無い方法を取り入れましょう。
エアコンをつけて眠る場合、素肌に心地よい素材のブランケットや腹巻き、冷えとりソックスなどでお腹や足元を冷やさぬ工夫もしてみましょう。
笹本英恵
オーガニックセレクトショップmatsuricaオーナー。選ぶ香りに意味があることに着目し、反応した香りから今の自分を見つめる心ケアのツール「アロマリーディングRボトル」を開発。一般社団法人アロマリーディング協会代表理事として<香りで心ケア>の啓蒙活動を行う。
matsurica http://www.matsurica87.com