季節の変わり目は、様々な不調を感じやすい時です。特に春は変化が多く、心身共に不安定になりやすいシーズンです。そんな不調の主な原因が自律神経の乱れです。夜の過ごし方を工夫して強張った心と体をしっかり休ませてあげることで自律神経のバランスが格段に良くなります。
■布団の中で深呼吸
呼吸は自律神経を整えるのにとても効果的です。おへその指三本分下あたりに丹田と呼ばれる場所があります。この場所を意識しつつお腹をへこませたりふくらませたりしてゆっくりとお腹で息をしましょう。息はお腹からすべて吐き切り、ゆっくりと大きく吸い込みます。血流が良くなることで手足が温まり、その後スムーズに入眠できます。
■暗めの照明で気持ちを静めよう
人にはサーカディアンリズムという生体リズムがあり、太陽の光で交感神経、暗くなると副交感神経が働くなど、光と深く関係しています。しかし、現代人は昼夜問わず明るい環境にいるため、このリズムが狂いやすく心身の不調の原因になっています。夜寝る前は間接照明などを使って少し暗めに、眠る時はさらに暗くするように意識しましょう。眠るのに最適な光は10ルクス以下だといわれています。10ルクスはぼんやりと見える程度で、月明かりをイメージすると良いでしょう。豆電球やフットライト、また100円ショップなどに売っているキャンドル風のLEDライトもリラックス感を高めてくれます。火事の心配がないので、紙コップに入れたり、グラスに入れたり、アレンジしながらお好みの光を探してみましょう。
一日の終わりにほんの少しリラックスタイムを持つだけで、自律神経の乱れからくる春の不調が改善できます。今夜からぜひお試しください。