歯の健康は、多くの人にとっての大きな関心ごと。去る9月20日、東京・品川のオムロン社にて、新商品『音波式電動歯ブラシ(HT-B315)』の発表会が行われました。
オムロン商品開発担当者による新商品の紹介や、神谷町デンタルクリニック院長・高島先生による歯の健康についてのスピーチは、オーラルケアに関心が高い人はもちろん、そうでない方にも是非参考にしていただきたい内容ばかり。今回、リズム編集部として、この発表会の様子をレポートさせていただきます。
オムロン社が初めて電動歯ブラシを発売したのは、39年前。
日本人の歯の健康を考え進化し続けてきたオムロン社の電動歯ブラシは、オーラルケアへの関心・市場の拡大とともに普及率も上昇しています。
2015年のメーカー別台数シェアにおいては、オムロン社の電動歯ブラシは19.5%で第3位。さらに、2016年上期の家電量販店のモデル別台数シェア率はNo.1になるなど、オーラルケアの味方として広く親しまれているのが伺えます。
オーラルケアへの関心・市場の拡大に伴い、電動歯ブラシのニーズも多様化してきています。
新商品の3つの特徴は、多様化するユーザーのニーズにしっかり応えてくれるものばかり。これからのオーラルケアの強い味方となってくれる機能は以下の通りです。
奥歯の寿命は、他の歯よりも10年寿命が短いといわれています。
それは、奥歯は他の歯よりも磨きにくく、虫歯になりやすいから。84%の人が奥歯で虫歯を経験しているといわれ、まさにオーラルケアの最大の悩みとされてきました。
そこで開発されたのが、奥歯の歯列に沿ったフィットする11°の独自ヘッド。
特許申請中の高性能マイクロモーターによって独自ヘッドが可能になり、まっすぐな形状の歯ブラシでは磨きにくかった奥歯の奥までをしっかりケアできます。
新商品には、磨く場所に適した3つのブラッシングモードが搭載されています。
歯茎に優しく歯垢を除去できる「ソフトケアモード」、奥歯の落としにくい歯垢を除去する「クリーンモード」、そして、歯のかみ合わせ面に溜まりやすい歯垢を掻き出す「ポイントケアモード」。
最大33,000回のタテヨコ音波振動による、歯の形状に合わせた効果的な歯垢除去が可能となっています。
奥歯の奥まで届かせるためには、ブラシのコンパクトさが大切。
特に日本人はコンパクトなブラシを好む傾向があるようで、新商品のブラシは従来と比べ約20%のコンパクト化を実現しました。
神谷町デンタルクリニック院長・高島先生のスピーチは、歯を末永く健康に保つために知っておきたい知識が盛りだくさん。
磨き残しにしっかりアプローチすることで、歯の健康がどれだけ改善されていくかを分かりやすく伝えてくださいました。
しっかり磨いているつもりでも、実はまだまだある磨き残し。
この磨き残しを可視化し、新商品メディクリーンでは磨き残しにどれだけ対処できるのか、サポーターさんの協力のもと実験されました。
普段から手磨きで磨かれているサポーターさんの手磨き後の写真です。
一見、綺麗に磨けているようでも・・・
実はこんなに磨き残しが。(紫色に染め出されている部分が磨き残し部分になります。)
プロが新商品・音波式電動歯ブラシ(HT-B315)を用いて磨いた後。
電動歯ブラシを正しく使うことで、磨き残しもこんなに改善されていきます。
食事を美味しく頂くため、健康を維持していくために、ご自分の歯とは末永く付き合っていきたいもの。
そのためには、虫歯や歯周病を予防・改善するための基本的なケアを実践し続けること大切です。
・禁煙
・食後の歯磨き(特に夜)
・フロス・歯間ブラシを使用する
・ダラダラ飲食をしない
・水分摂取は水か無糖・ミルク無しのお茶で
といったことはもちろん、
・歯科医院にて専門家による口腔ケアの指導やクリーニングを受ける
・治療には金属ではなくプラークの付着しにくいセラミックを用いる
という歯の専門家ならではのアドバイスもしていただきました。
オーラルケアの大切さを分かりやすく伝えてくれ、来場者の皆さんのオーラルケアの意識がまずます高まるキッカケとなったことでしょう。
次回は、高島先生が応えてくれたオーラルケアについての悩み・質問コーナーをレポートいたします。
私たちにとって身近な悩み・質問ばかりですので、どうぞお楽しみに。
文・リズム編集部
関連記事:
歯周病の基礎知識!歯周ポケットと歯石の関係は?【歯科医監修】
関連記事:
電動歯ブラシに向いた歯磨き粉のおすすめをチェック!【歯科医監修】
関連記事:
歯石は糸ようじで取れない!歯垢の取り方は?【歯科医監修】
関連特集:
Rhythm内の「オーラルケア」に関する、記事はこちらから