空気が乾燥している冬の時期だけでなく、花粉やエアコンなどの空調によって季節を問わず喉の乾燥は起こるものです。喉の粘膜が乾燥してしまうと痛みや不快感だけでなく、免疫力が下がり風邪やインフルエンザの原因にもなりますし、さまざまな体の不調をもたらすことがあります。
喉に違和感を感じたら早めに対策をすることが大切です。喉が乾燥していると感じる時、どのような対処法が適しているでしょうか。
今回は、喉が乾燥してしまう原因とその対処法をご紹介します。
空気が乾燥している時期、しゃべり過ぎや口を長時間開けすぎることでも喉は乾燥しやすくなります。その他にはどのような原因が考えられるのでしょうか。
空気による乾燥だけが原因ではなく、実は住宅環境によっても喉が乾燥しやすくなります。なぜかと言うと、昔の建物に比べて現代の日本の住宅では湿気を吸い取ってくれる壁材が多く利用されているからです。これは建物を腐りにくくするためで、最近の新築住宅やホテル、オフィスなどは特に乾燥しやすい造りになっています。
体内の水分不足も喉の乾燥の原因のひとつです。人間の体は一日に約2.5リットルの水を失い、肌や喉の粘膜は体内の水分が不足することによって乾燥してしまいます。冬場は特に水分補給を忘れてしまいがちなので、肌や喉の乾燥が起きやすくなってしまうのです。
では喉の乾燥を防ぐにはいったいどのような対処法が望ましいでしょうか。
喉の乾燥を防ぐためには、長時間過ごす住宅環境の湿度の調整に気を遣うことが重要です。加湿器や濡れタオルなどを置くことによって部屋を加湿し、できるだけ暖房器具は灯油ストーブなどを使うようにしましょう。
室内の湿度が最低でも50%以上あることが望ましいですが、逆に70%以上になると加湿過多となりますので注意が必要です。睡眠時はマスクを着用することで喉の乾燥を防ぐこともできます。
体内の水分不足による乾燥を防ぐには、やはり水分補給が必須です。喉の渇きを感じやすい夏場以外は水分補給を怠りがちなので、なるべく時間を決めてこまめに水を飲むようにすると良いでしょう。
喉を冷やさないために一気に大量に水分をとるよりも、常温か暖かい飲み物を少しずつこまめに飲むことが大切です。また、うがいをするだけでも喉の粘膜を潤す効果があります。
栄養のある食材を積極的に摂取することで免疫力を高め、喉の乾燥を防ぐこともできます。喉の痛みに効果のある食材は、大根、生姜、はちみつ、ネギ、玉ねぎ、レンコン、黒豆などです。アイスや冷たい飲み物で喉を冷やすと喉の状態が悪化しやすくなるので注意してください。
喉の乾燥は放っておくと、免疫力の低下やウィルスや細菌の増殖に繋がってしまうので意識して対策をとることが重要です。症状が良くならない場合は専門家に相談の上、薬や漢方を使用するのも良いでしょう。
日頃から栄養バランスの整った食事を心がけるのが大切ですが、喉の乾燥を防ぐためには、自分に合ったやりやすい方法で無理なく続けるようにしてください。
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