潮の満ち干きを支配し、約29.5日というサイクルで新月・三日月・半月・満月といった姿を見せる月は、昔から不思議な力を持つ存在として人々の心を魅了してきました。太陽とは違うミステリアスで落ち着いた月の姿は、人々の心を優しく癒してくれる存在だったのかもしれません。
この優しい月の存在を通し、ご自身の心と向き合ってみませんか。月の不思議なパワーにそっと心をゆだねてみましょう。
月のリズムを身近に感じる方法の一つに、「新月のアファメーション」というものがあります。古来「新月」は「朔(ついたち)」とも称されており、農作でいえば種蒔きの時期、まさにスタートを意味するものとされていました。
この始まりの象徴ともいえる新月の日に、種を蒔くようにご自分が叶えたい願いや夢を紙に書き留めて、自分自身にアファメーション(宣言)することで、心のヴィジョンを具体的にイメージすることができ、願いが叶いやすくなるといわれているのです。
新月のアファメーションには、いくつかの決まりごとがあります。ご自身の願いにパワーを宿すためにも、ひとつひとつ確認していきましょう!
願い事は、2つ以上、10個以内にするとベター。
2つ以上で相乗効果があり、10個以内におさめることでパワーの分散を防ぐようです。
パソコンやスマホで残すのとは違い、自身のパワーが自然と宿るようです。
例えば、「~さんが私を好きになる」というのは自分以外が主体となっているのでNGです。「私は~さんから心の底から愛される存在になりました」など、自分を主語にして書きましょう。
通常、願い事は「~が叶いますように」という書き方をしますが、アファメーションでは願いを成就した自分を具体的にイメージできるよう、「~が叶います」という現在形、もしくは「~が叶いました」という完了形で書きます。
悪いことが起きないように祈るのでは、ポジティブなイメージができません。ワクワクできるポジティブな願い事を文章にして書き留めましょう。
願い事を書き留めた紙は、そっと大切にしまって、数か月後の忘れたころに取り出してチェックしてみるのも良いですし、日々の指針として、お部屋の目につくところへ貼ったり、手帳や定期入れなど毎日目にするものに入れておいたりするのも素敵です。
新月のアファメーションを通して、ご自身のピュアな心と向き合う時間をつくってみてくださいね。
文:erica
関連特集:
Rhythm内の「ストレス解消」に関する、記事はこちらから