更新日:
スマートフォンやタブレット、パソコンの普及で目を酷使したり姿勢が悪いまま見続けたりすることで、首や肩のこりに悩む人が増えています。
とくに筋肉の血流が悪くなることが原因で起こる首こりは、放っておくと頭部の血流まで悪くなってしまい、頭痛や白髪、抜け毛、うつ症状の原因になることがあります。そうならないためにも、首にあるツボ押しをおこないケアすることで、首こりや肩こりを解消でき、さまざまな症状を予防することができます。
今回は、首や肩が楽になる首のツボ、その効果や押し方を紹介します。
慢性化してしまうとあらゆる症状を引き起こす首や肩のこりは、早め早めに対処することが肝心です。首のツボは、首周辺のあらゆる不調を緩和させ、こりを改善させる働きがあります。首や肩のこりを解消する効果のある首のツボ、効果・押し方を紹介します。
風池は後頭部にある、うなじのちょうど外側のへこんだ部分(髪の生え際)にあり、刺激すると頭部や目の血液循環を促します。スマートフォンやタブレット、パソコン操作で疲労した目の疲れをとるには最適なツボです。
風池には頭部の疲労を回復させ、頭痛や目の疲れ、首や肩のこりに効果があります。また鼻づまりにも効果があり、押しているとスーっと呼吸が楽に。ツボの押し方は、あごを少し上げ両手で頭全体を押さえながら、左右の親指で痛くない程度に、ギューっと4秒ほど押しては離すを8~10回程度くり返します。
首の後ろ側、後頭部の髪の生え際あたりに2本の太い筋肉があります。その筋肉に挟まれたくぼみから左右へ親指1本分外側へずれた箇所に、天柱があります。耳の後ろ、ちょうど髪の生え際あたりです。
次に天柱ですが頭痛全般に効果があり、慢性的な頭痛や緊張型と呼ばれる頭痛などを和らげ、解消する効果が期待できます。その他にも、眼精疲労や首こり、肩こりの解消、統合失調症や自律神経失調症、肝臓の働きを活発にするなど、あらゆる効果を期待することも。
また中年以降の血圧の安定にも効果があり、慢性鼻炎などによる鼻詰まりも解消します。ツボの押し方は、両手の中指を天柱に合わせ、ギューっと4秒ほど押したら離します。8~10回ほどくり返しましょう。
合谷(ごうこく)は手の甲側にあり、親指と人差し指の分かれ目にある骨のあいだ、人差し指側に位置するツボです。首こりや肩こりに効果があるのはもちろん、手のしびれにも効果があります。
合谷は万能ツボの代表格とも言われており、痛み全般の改善と悪くなった気の巡りを良くし、眼精疲労、首こりや肩こり、腰の痛みに効果があります。ツボの押し方は、親指の腹部分を当て、小指の方向に向けてグーっと4秒ほど押して離す、を8~10回ほどくり返します。
耳の真後ろに骨が出っ張っており、その骨の斜め後ろにあるツボが天牖(てんゆう)です。肩こりや首こり、頭痛の改善、眼精疲労などに効果があります。天牖は全身のリンパの流れを促進する働きがあり、首のこりや肩こりを緩和します。また、頭痛の緩和やのぼせにも効果が期待できるツボです。
ギュっと握りこぶしを作ったときに、人差し指と中指の間にポコっと関節の山ができますが、その山の間にある関節が項強(こうきょう)です。血行を良くし、筋肉の緊張をほぐす効果が期待でき、こりの原因から改善できるため、首や肩こりの緩和に効果的。
項強には、筋肉の緊張をゆるめ、血行の悪さを改善させる働きがあります。首こりや肩こりはもちろん、眼精疲労や寝違えてしまった首の痛みにも効果を発揮します。ツボの押し方は、人差し指の腹を使い3~5秒グリグリと押し回すように動かします。左右の手で20回ずつくり返します。
疲労を回復するには、医療機器として高い信頼と評価を得ているオムロンの低周波治療器がおすすめです。 多彩な強さ・モードで幅広いコリ・痛みを治療することができるため、簡単な操作でしっかりと疲労回復を実現することができます。
今回は、首のツボに関する効果と押し方を紹介しました。血行の悪化や姿勢の悪さで起こってしまう、首や肩のこり。さまざまなツボを押すことで効果的に解消でき、さらに眼精疲労や頭痛などにも効果があるため、積極的にツボ押しを習慣にしていきましょう。