引き締まった身体は、女性の永遠の憧れ。そのためにさまざまなエクササイズを実践している方もいらっしゃるでしょう。
ですが、エクササイズと同じくらい、普段の姿勢がプロポーションに影響を与えていることをご存じでしょうか。
日々の立ち姿勢・座り姿勢を整え、ご自分の身体にますます磨きをかけていきましょう!
すべての姿勢の基本ともいえる立ち姿勢ですが、長年の身体の癖などによって、知らない間に歪んでしまっている人も多いようです。正しく立つことを日々意識するだけで筋肉の使い方が変わり、全身を無理なく鍛えてプロポーションを整えることができます。
以下のポイントを押さえ、日々の生活の中で意識していきましょう。
片足に体重をかけて立つ癖は、身体を歪ませる大きな原因です。両足に均等に体重をかけて立つようにしましょう。
また、足の親指の付け根、小指の付け根、かかとの3点でしっかり地面を踏みしめるように意識するとさらに◎。
脚の内側にある内転筋は、正しい姿勢はもちろん、美脚のためにも意識したい筋肉。
足首から上に向かって、両脚の間にあるチャックを締めるように引き上げるイメージです。内転筋を意識することで、自然と足全体に緊張感を持たせることができます。
おへその3センチくらい下にある丹田を少し上に引き上げるようにして、下腹部を軽く引き締める癖をつけましょう。
こうすることで骨盤を正しい位置にキープすることもでき、骨盤周りの調整にもつながります。
猫背は、不良姿勢の代表。肩の力を抜き、肩甲骨を軽く寄せて、胸を斜め上へと引き上げるように開きましょう。
胸を開くことで呼吸も深くなり、自律神経の調整にも効果があるといわれています。
猫背の人は、あごが上がり気味で、首の後ろが詰まってしまいがちです。あごを軽く引き、背骨から首、頭頂までをまっすぐに保ってあげましょう。
デスクワークの人など、一日の間で座っている時間が長い方もいらっしゃるでしょう。座り方もポイントを意識して整えれば、正しく筋肉を使うことができ、日々のエクササイズとなります。
座った姿勢では、脚に引っ張られて骨盤も後傾してしまうため、その上に乗っている背骨も丸まって猫背になってしまいがちです。なので、まずは骨盤を立てることが大切。
少し前かがみになってお尻を椅子の背もたれにつくまでグイッと引き、骨盤を立ててから背筋を伸ばしてみましょう。こうすることで、良い姿勢を保ちやすくなりますよ。
脚をだらしなく開いたり、楽だからといって組んだりしてしまうと、骨盤が立たず姿勢も崩れてしまいます。
こんなとき、会陰部をキュッと引き上げるように力を入れると、内転筋、下腹部が自然と引き締まり、綺麗に脚を揃えたままの美しい座り姿勢をキープすることができますよ。
いかがでしたか。普段の何げない姿勢を意識して変えていくだけで、ナチュラルなエクササイズ効果が期待できます。ご自身の姿勢を見直すきっかけに役立ててみてくださいね。
文:リズム編集部
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