天然のサプリメントと呼ばれるほど、美容に良いとされているナッツ。海外ではナッツから作られる、アーモンドミルクやカシューナッツミルクを積極的に摂取する習慣が根付いています。最近は日本のスーパーマーケットやコンビニでも、アーモンドミルクなどがドリンク売場に並ぶようになってきています。
そんなナッツミルクは実は自分で手作りできるんです。今回は、ナッツをミルクで摂るメリットと共に、ナッツミルクの作り方をご紹介します。
ナッツをそのまま食べることももちろん良いのですが、ナッツミルクは液体状になっているため、消化がぐんとよくなります。内臓が消化に余分なエネルギーを使わなくて済むため、内臓への負担が減らすことができます。そして胃や腸の働きが活発化して、栄養素を吸収しやすくなります。
アーモンドにはアンチエイジングに最適なビタミンEが、カシューナッツには亜鉛が豊富に含まれています。ナッツに含まれる栄養素はどれも、美しく健康でいたい女性には欠かせないものばかりなんです。そして、そのナッツの栄養をまるごと摂取できるのが、ナッツミルクというわけです。
それに、見た目は牛乳と似ていますが乳製品ではないですから、牛乳を飲むとすぐにお腹がごろごろとしてしまう人やお子さんでも、安心して飲めます。しかもミルク状になっていると、料理やお菓子作りなどにも広く活用でき、ナッツに含まれる豊富な栄養をより摂取しやすくなるというメリットもありますね。
朝ごはんやスポーツの後の水分補給に、冷えたナッツミルクを飲めば、ビタミンやミネラルをたっぷり摂取できて、きっと身体が喜ぶはずですよ。
ではここでナッツミルクを自宅で手作りする方法をご紹介します。とても簡単なので、ぜひ試してみてください。
<材料>
・アーモンドやカシューナッツなど、ローストされていない生ナッツ 1カップ
・水 2カップ(濃いめ)
・アガベシロップ または デーツ 適量
・岩塩 少々
<作り方>
(1)アーモンドであれば一晩、カシューナッツであれば4時間ほど水に浸し、柔らかくします。
(2)1とそれ以外の材料をブレンダーに入れて、1分ほどまわします。クリーミーな状態になったら、アーモンドの場合は布などでこし、カシューナッツの場合はそのまま保存容器に入れて冷蔵庫へ。冷蔵で2〜3日持ちます。
少し甘みを付けるためにオーガニックの甘味料であるアガベシロップをお好みで加えます。
“デーツ”とは、ナツメヤシの木の実のことで、美容に欠かせないドライフルーツです。アガベシロップで甘みをプラスするだけでも十分においしいですが、このデーツをお好みで加えれれば、より栄養価も高くなりコクが出ます。さらに岩塩を少量入れると味が引き締まります。
そのまま飲んでももちろんおいしいナッツミルクですが、コーヒーや紅茶にミルクの代わりに加えて飲めば、栄養がたっぷりになります。しかも濃厚な味で満腹感も高いため、常に常備しておくと大変便利です。
またコーンフレークやグラノーラに、牛乳の代わりにかけて食べるのも良いですね。スイーツを作る際に、牛乳の代わりにナッツミルクを使うのもおすすめ。さらにマヨネーズや生クリームの代わりにナッツミルクを使えば、ドレッシングやソースとして料理にも活用できます。
自分で作るということは、原材料もすべて自分で用意するということ。オーガニックの食材などをこだわって選べば、それだけ安心して飲めますよね。ナッツミルクは市販品もありますが、アーモンドピーナッツ、カシューナッツなどお好みのナッツを選んで、皆さんも一度手作りを試してみていただけると嬉しいです。
文:北川麻利奈