寝る時に、音楽を聞きながら眠りにつくという方は多いかもしれません。寝つきを良くするためには、どのような音楽が適しているのでしょうか。最適な音楽を選び、快眠を得るためには脳のメカニズムを知る必要があります。
そこで今回は音楽が睡眠に与える効果と、深い眠りを導く音楽の選び方を3つ見ていきましょう。最近寝つきが悪い方は、ぜひ参考にしてください。
ゆったりとした音楽や、自然の音など心が穏やかになる音を聴くと筋肉の緊張が取れて、心身ともにリラックスします。すると、リラックスしている時に出るα波という脳波に変わり、眠りに入りやすくなるのです。
睡眠効果を得るためには、α波を起こしやすくする音楽を聴くことが大切と言われています。熟睡するために、就寝の30〜60分前に音楽を聴いてリラックスし、その後は音楽を消して眠るようにしましょう。
α波を起こしやすくする音楽の選び方を紹介します。
雨の音や森でさえずる鳥の声、海岸に打ち寄せる波音といった自然の音や環境音は、人間が古来より聴いてきた音です。そのため自然の音は、最もリラックスできる音だと言われています。
ヒーリング音楽と言われる自然の音は、CDもたくさん販売されていますが、youtubeなどを利用するのもおすすめです。
歌詞の入っている曲は、言葉に集中することで逆に脳の働きを活性化させてしまう恐れがあるので、歌詞の入っていないクラシックなどを選ぶようにしましょう。クラシックでおすすめの曲は、ショパンの「雨だれ」、メンデルスゾーンの「バイオリン協奏曲」です。
クラッシックやジャズなど、繰り返し聴いても飽きずにリラックスできる曲を選びましょう。3500〜4500ヘルツの高周波には、脳をリラックスさせる効果があると言われています。モーツアルトの曲には、高周波が多く含まれているためおすすめです。
モーツアルトの曲の中でも弦楽器や、高周波の音を出すオーボエが使われている「アイネ・クライネ・ナハトムジークト長調K. 525第2楽章」は優しさが溢れた曲で、就寝前にぴったりでしょう。
今回は睡眠の質を高める音楽について紹介しました。自然の音やクラシックなどで、心身ともにリラックスしてみましょう。お気に入りの音楽を見つけ、快眠に役立ててみてください。