みなさんは普段、エクササイズと筋トレのどちらを行っていますか?そう聞かれると、バーベルを持ち上げたり、腕立て伏せや腹筋などを行っている人は、即座に「筋トレをしている」と答えるでしょう。
しかし、ウォーキングをしたり、さまざまな動きを組み合わせてトレーニングをしている人は、「エクササイズをしている」と答えるかもしれません。
そもそも、エクササイズと筋トレはどのように違うのでしょうか。エクササイズと筋トレの効果をそれぞれご紹介します。
エクササイズと筋トレの違いは、明確に定義づけられているわけではありません。よって、人によってとらえ方が異なります。
一般的に、エクササイズは筋トレのほか、柔軟性のあるトレーニングを伴うものとされることが多いようです。この解釈であれば、筋トレはエクササイズのうちの一つに数えられることになります。また、エクササイズは、とくに複雑な動きをする場合に用いられることもあるようです。
ちなみに厚生労働省は、運動・活動量の単位に「エクササイズ」という言葉を用いています。「運動強度の指標であるメッツに活動時間をかけた量の単位」を1エクササイズとすることで、さまざまな運動の量をわかりやすく測ることを可能としています。
つまり、エクササイズそのものは、とくに指定された運動があるわけではなく、幅広い意味で使われています。運動だけでなく、生活活動が含まれているのも特徴です。
では、柔軟性トレーニングや複雑な動きを伴うというエクササイズは、どのような効果があるのでしょうか。エクササイズの一番の目的は、身体の柔軟性を高め、しなやかさや身体の各部の動きやすさを促す点にあるとすれば、「身体が動きやすくなる」ことがエクササイズで得られる効果といえます。
身体がかたいところがあれば、その部位のエクササイズを重点的に行うことで、事後のスポーツや筋トレも行いやすくなるでしょう。
では、筋トレの効果はどのようなものがあるのでしょうか。
筋トレの目的は、筋肉を大きくすることです。筋肉は、運動不足やストレスなどのほか、喫煙、飲酒、加齢などで衰えます。その衰えた筋肉を強化し、大きくするために行います。
筋トレをして筋肉の筋線維に刺激を与え、筋肉を壊すことで、筋肉の合成を高めるホルモンが分泌されます。これにより、たんぱく質が合成され筋肉が大きくなります。
また、筋トレは最終的にダイエットにもつながります。最初は筋肉が大きくなるので、体重が増えることがありますが、基礎代謝が高まるため脂肪燃焼効率が上がり、脂肪が減ることが期待できるからです。食事量を少々減らすことで、体重減も見込めるでしょう。
エクササイズと筋トレの目的と効果の違いをよく知って、ぜひそれぞれのメリットを得るために、日々実践していきましょう。
文:リズム編集部
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