生理痛のあの痛みは、女性にとって一大事ですよね。特に寒さがいっそうきびしくなるこの季節、身体が冷えることによって痛みが悪化してしまう方もいるかもしれません。
そこで、今回はこれからの季節に向けて行いたい生理痛対策と、生理痛に効果的な食養生をご紹介したいと思います。
生理痛の原因は、人によって様々です。子宮筋腫や子宮内膜症などの疾患により痛みが強く出てしまう方もいれば、ストレスや不規則な生活習慣によって痛みが増す方もいます。
中でも、主な原因として考えられるのは、血行不良による生理痛の悪化です。子宮は「血の海」と呼ばれるくらい血で満たされているのが好ましい臓器であるため、血が不足してしまったり、うまく体内を循環できずに滞ってしまったりすると、痛みが生じます。
それでは、血流を改善するためには、一体どのような方法があるのでしょうか?
生理痛を抑えるためには、血流の改善が必要不可欠ですが、まずはこの季節、身体を冷やさないことがとても大事です。身体が冷えてしまうことで血管が収縮し、血流が悪化してしまいます。
対策としては、外へ出る時はしっかりと防寒し、お腹周りに貼るタイプのカイロを貼ったり腹巻きを使って内臓を温めるのが効果的です。帰宅したあとは湯船に浸かり、冷えた身体を芯から温めましょう。
ウォーキングやストレッチなど、軽い運動も血流促進の効果があります。規則正しい生活に加え、ぜひ日常に取り入れてみてください。
その他にも、ストレスや偏った食生活、睡眠不足は子宮の過剰収縮の原因にもなりうるため、気をつけましょう。
血流を改善する食べ物としては、カツオ、マグロ、プルーン、棗(なつめ)、小松菜、ほうれん草、納豆などがあります。血を補い、生理中の貧血予防にも効果的です。
子宮の過剰収縮を抑えるには、DHAを含む食材がオススメです。イワシ、サバなどの青魚や、うなぎ、鮭の中に豊富に含まれています。また、ビタミンBやミネラルを多く含む食材も同様の作用が期待でき、大豆、ごま、にんにく、アーモンド等に多く含まれます。
毎月辛い生理痛、生活のリズムを整えることで少しでも緩和させ、寒い季節を健やかに乗り越えていきましょう。
文:リズムアンバサダー 森田ひろみ