40代の女性で最近イライラすることが多いという方は、もしかしたら更年期かもしれません。更年期はおおむね閉経前後の45歳から55歳の10年間と言われています。イライラ、倦怠感などの不快な症状が起こりやすくなり、生活に支障が出ることもある点が特徴です。
今回は更年期にイライラの起きる原因と対処法を5つ紹介します。特有のイライラ、もやもやに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
更年期のイライラは、卵巣機能が低下して女性ホルモンのエストロゲンが分泌されにくくなるのが原因と言われています。エストロゲンの分泌量が減るとホルモンバランスが崩れてしまい、自律神経の調節がうまくいかなくなるのです。その結果、イライラや不安感などが生まれてしまいます。
イライラを抑える方法を5つ見ていきましょう。
セロトニンというホルモン物質は、精神を安定させイライラを解消する効果がありますが、年齢ともにセロトニンの分泌は減少してしまいます。しかし、早起きをして朝の太陽を浴びることで、セロトニンの分泌を活発にすることが可能です。
また、太陽を浴びることで体のリズムやホルモンバランスを整える効果も期待できるでしょう。
ビタミンやミネラルはホルモンバランスを整え、気持ちを安定させる働きがあります。おすすめの食品は、乳製品や魚介類、海藻類、野菜や果物、きのこ類などです。バランスの取れた食生活によって体内の栄養バランスが整い、イライラ解消効果をもたらしてくれるでしょう。
イライラを感じたらリラックスを心がけることが大切です。アロマオイルの香りは気分をリフレッシュさせるので、生活に積極的に取り入れてみてください。アロマオイルの中でもベルガモット、ゼラニウム、カモミール・ローマンなどがリラックス効果があると言われています。
軽い運動やストレッチなどで筋肉のコリをほぐしましょう。血行が良くなり、イライラを和らげるのにとても効果的です。例えば、歩く時に歩幅を大きくとって早歩きするなど、日常で歩く機会を増やしてみましょう。
また、仕事や家事の合間に両腕を伸ばして、両腕を上に伸ばすバンザイのポーズでストレッチするだけでも筋肉のコリがほぐれます。
イライラして気分がすぐれないからと言って、家にこもるのは逆効果です。例えば旅行や映画が趣味の方なら、友人と日帰り旅行や映画館へ映画を観に行くなど、趣味や楽しみを作って、上手に気分をリフレッシュさせましょう。
人と会って話したり出かけたりすると、感動したり笑う機会も増え、自律神経を整えてイライラを忘れさせてくれる効果も期待できます。
更年期のイライラが起こる原因とその対処法を紹介しました。早起きをして太陽を浴びるという簡単なことでも、ホルモンバランスを整える効果があります。食生活に気をつけ、気分転換しながらイライラを解消して、更年期を上手く乗り越えましょう。
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