夜遅くまで起きていたり、朝食を抜いたりと、私たちはつい不規則な生活を送ってしまいがち。不規則な生活が続くと、身体のリズムを刻む「体内時計」に乱れが生じます。体内時計が乱れると、毎日十分な睡眠がとれず、健康や美容に悪影響を与えることも。
乱れた体内時計を整えるには、毎朝太陽の光を浴びることや、毎日適度な運動をすることがよいとされています。加えて最近では、毎日の食事をうまく利用することで体内時計の調整をサポートできることがわかり、注目が集まっているそうです。
今回は朝と夜に焦点を当てて、体内時計を整えるために毎日の食事に手軽に取り入れられる食品をご紹介します。生活のなかで体内時計を調整する習慣を身につけ、毎日の睡眠力アップにつなげましょう!
身体が眠りから覚める朝は、体内時計をリセットするゴールデンタイムです。
太陽の光を浴びることに加え、朝食をとることで身体に刺激を与えて、毎朝の体内時計のリセットをスムーズに進めましょう。
体内時計を整える方法として、「朝レモン」が人気です。
レモンの酸味と香りには、身体の目覚めを促し、体内時計をリセットする効果があるといわれています。
その際、生レモンはもちろん、手軽なレモン汁でもOK。水や炭酸水、紅茶といったお気に入りのドリンクにレモンを搾ったり、サラダにプラスしたりするのもおすすめです。
また、レモンは時差ボケにもよいとされています。海外旅行の際や、眠りを大切にするアスリートの間でも重宝する人が増えているようです。
タンパク質と炭水化物の組み合わせを朝食に取り入れることは、体内時計を整えるのによいとされています。
例えば「ヨーグルト+シリアル」の組み合わせなら、手軽に毎日続けることができそうです。
ほかにも、「ゆで卵+野菜ジュース」や「豆乳+バナナ」などもおすすめ。お気に入りの組み合わせを探してみるのも楽しいですね。毎日朝が待ち遠しくなりそうです。
身体が眠りに向かう夜は、昼間のうちに疲れた身体と高ぶった神経を鎮めるための大切な時間です。
ホッと一息つき、ゆっくりと身体の緊張をほぐして体内時計を整えましょう。
心地よい眠りにつくためのアイテムとして、最近では夕食や眠る前に、「みそ汁」を食べる人が増えているようです。
みそ汁は身体を温めるのに加え、神経を鎮めリラックスさせる効果があるといわれています。
また、みそ汁の成分には、私たちの身体の中にある睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」の生成を促す効果も期待できるとか。
インスタントでも効果があるので、忙しいときでも手軽な食品として利用してみてはいかがでしょうか。
大切だとわかっていても、毎日規則正しい生活をすることはなかなか難しいもの。それでも、健康と美容のために、身体によいことを始めてみませんか?
食事を通して、毎日体内時計を整える習慣をつけてみてはいかがでしょう。
文:編集部ライター H.O