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若い人から高齢の人まで、年齢層に関係なく起こるぎっくり腰。腰を酷使するのはもちろん、クシャミなどの軽い動作からも起こりやすく尋常ではない痛みが伴います。そんなぎっくり腰ですが、いざ症状がでたときには病院の何科に行けば良いのか、慣れていないとわかりにくいものです。
今回は、ぎっくり腰で病院に行くときは何科に行けば良いのか、治療費や治療期間の目安について紹介します。
ぎっくり腰の強い痛みを一刻も早く治したいと病院に向かうとき、何科が適切なのか迷う人も多いはず。とくに総合病院はたくさんの診療科があるので、わからないことも多いものです。
たくさんある診療科のなかでも、ぎっくり腰を扱うのは整形外科であり、整形外科は体の運動機能をおもに扱う外科です。体の各部にある関節回りの怪我はもちろん、骨折、ひび、打撲、リウマチなどに対応しているのが特徴です。整形外科では、治療しながら回復期に近いときはリハビリも行えます。
同じ外科でも形成外科は整形外科と違い体の表面、外側に起きた症状に対しての診療科で、顔面の骨折や変形、手足の先天的な異常を扱います。また、すり傷や切り傷、特定の内臓疾患などの怪我全般は外科の領域です。
的確に治療をすすめるためには、できるだけ上手な病院のかかり方が大切になり、それにより回復の早さも変わります。まず、的確に治療をすすめるための上手な病院のかかり方について見ていきましょう。
独特の診察の雰囲気に飲まれてしまい、いまの状態をうまく説明できないことはよくあるもの。限られた診察時間内で状態をうまく説明するため、事前にメモを用意しておくのが良いでしょう。
どの辺りに問題があるか、いまの状態はいつから、痛みの種類、どのくらい経過しているか、などできるだけ細かく書いておくのがベストです。
説明がわからない、理解できない場合は流してしまわずその都度確認するようにしましょう。わからないまま進めると、後になってから不安を感じたり医師に対して不信感を感じたりして、治療に専念しづらくなる可能性があります。
なかなか症状が良くならない、回復が遅いなどの理由で病院を変えようかと考えることもあるでしょう。しかし、病院を変えるのはデメリットも多く、初診料がかかったり検査が最初からやり直しになったりします。疑問や不満なことは医師にはっきりと伝え、不必要に病院を変えないようにしましょう。
ぎっくり腰は腰の捻挫ともいえるもので、最初の数日は強い激痛がともないますが段々と立てるようになり、歩けるようになります。ある程度の個人差はありますが、実際の治療期間としては2週間から3週間が平均となり、長くても1ヶ月半くらいでしょう。
治療費も保険適用がされる場合、初診の3割負担として800円から1,500円程度、2回目以降は600円から1,200円程度になります。また、整形外科はリハビリができる所が多く、こちらも保険適用で1回600円から900円くらいです。
今回は、ぎっくり腰になった際の病院のかかり方や治療費について紹介しました。ぎっくり腰は年齢関係なく誰にでも起こる可能性があり、1度起こるとクセになりやすいやっかいなものです。しかし、無理せずしっかりと治療に臨めば早くて2週間ほどで回復し、不調は改善されます。
病院の診療科には多くの種類がありどこを受診すればいいのか迷いやすいですが、それぞれの診療科を把握してより良くぎっくり腰を改善していきましょう。