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女子アナ・小谷あゆみ「野菜作りに癒やされる」

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女子アナ・小谷あゆみ「野菜作りに癒やされる」

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野菜を作るアナウンサー「ベジアナ」として、日本全国の農業や食の取材をする一方、介護番組司会の経験から、地域福祉や介護の講演でも全国を飛び回る小谷あゆみさん。そのかたわら家庭菜園歴17年。仕事もプライベートも、いつも野菜とともにあるようです。野菜を愛し、「都市生活者こそ“農ある暮らし”」を提唱している小谷さんに、野菜作りに対する熱い思いとともに、農ある暮らしの魅力やすばらしさ、生活のリズムの作り方などについて、お聞きしました。

第5回は、1鉢からでも始められる、お手軽な野菜作りについてです。

ベランダ菜園は1鉢からでも始められる

──前回は、野菜作りの魅力についてお話を伺いましたが、最も身近な方法として、まずはベランダ菜園から始めてみるということですね?

そうですね。簡単ですから、オススメします! まずは、プランター1つからでもいいので、野菜を育てていただきたいですね。それが、“1億総プチ農家”に繋がるわけですから。

──1億総プチ農家、ですか。

そうです。日本全国、1億人がちょっとだけ農家体験しようという意味です。なにも、職業として農家になりましょう、という話ではありません(笑)。あくまでも“プチ農家”ですから、ベランダでも窓際でも、プランター1つからでいいんですよ。ミニトマトでもいいし、バジルなどのハーブ類でもいいし。

上手に立派に実らなくてもいいんです。たとえ形は曲がって不格好だったとしても、「シシトウってこうやってできるんだ」と知るようになれば、スーパーで選ぶときに野菜の見方や選び方がちょっとずつ変わってくると思うんです。

“1億総プチ農家”で食を見直すきっかけに

——野菜の見方がどのように変わるのでしょうか?

自分で何か野菜を育ててみると、生産者に思いを馳せたり、農家の人たちをリスペクトする気持ちが芽生えてくるんですよ。そうなるとスーパーで、フィリピン産と鹿児島産のオクラが並んでいたら、安さだけの判断基準ではなく、新鮮さや産地を見て、「ああ、鹿児島産か〜、知り合いがいる、おいしいかもね〜」と親しみを感じるなど、選ぶ基準が変わってきます。

わたし自身、野菜を作り出したことで、野菜の見方が変わってきました。ですから、ふだん農業や産地と縁遠い、都市で生活する人にこそ、こういう体験を知ってもらいたい、食を見つめ直すきっかけにしてほしいという思いもあって、「1億総プチ農家」を提唱しています。

最初の頃は、野菜作りってこんなに楽しいんだからみんなもやればいいのになあと、単純に趣味として捉えているだけでした。

でも、農業の取材をするようになって、農業、農村の抱える問題について深く知るようになってから、これらの問題は地方の農業に携わる人たちだけでは解決しないと思うようになりました。

都会の人も、1億人の日本人みんなが、ちょっとずつ農業に親しむようになって、もっと生産者や農村という場所、農業という営みそのものをリスペクトするようになれば、何かが変わっていくのではないかと、まじめに考えるようになりました。かなり大きな話になるかもしれませんけど(笑)。

“農ある暮らし”は感動と発見の宝庫

——最近は、頻繁に農業の現場にお仕事で出向いていらっしゃいますよね?

去年、農水省が自給率向上を目指して行っている「フード・アクション・ニッポン」のFANバサダーに任命されたこともあって、ますます農業の現場へ行く機会も増えました。

後継者問題、耕作放棄地の増加、農業にまつわるさまざまな問題について、いろいろ考えさせられることばかりです。ただ、そこには問題だけじゃなくて、行けば必ず感動があります。

農業というのは、言い方を変えると、先祖代々の「土地を活かす営み」です。広々とした平野の田んぼであれば大規模な米の一大産地になりますし、中山間地と呼ばれる山あいでは、小さな棚田が何百何千と連なっています。

台風や集中豪雨になると土砂災害が起こることがありますが、そういう時に棚田は水を貯める力があるので、大雨による土砂崩れを防ぐ治水機能、つまり、ダムの役割も果たしてくれるのです。

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また、急峻な斜面であれば、水はけが必要なお茶の栽培をする畑にもなります。農業・農村の仕組みというのは、それを知らないものにとってはいつも、感動と発見の宝庫なんです。

「適地適作」と言うのですが、農村で暮らす人たちは、その土地の地形や気候、歴史に合わせて積み上げられてきた智恵を受け継ぎつつ農産物を作っている。だからこそ、知ったときに大きな感動があるのだと思います。

農に触れる体験は、癒しになる

わたしは、幸いにも取材で農村に行って、生産現場を見たり、話を聞いたりすることができます。もちろん、そうした農村を旅することもオススメしていますが、その前段階として、もっと身近に「農に触れる体験」を、多くの人にしていただきたいと思っています。野菜づくりはカンタンで、しかも楽しいですから。

──都会暮らしでは難しいことのように思われがちですが、ちょっとした1鉢だけでもベランダに置いて野菜を育ててみるのも、立派な“農に触れる”ということになりそうですね。

そうなんですよ。難しく考えずに、1鉢でいいですから、まず、始めていただきたいですね。特に、ちょっと仕事に疲れたサラリーマンの方たちにこそ、オススメしたいです。

何となく疲れて身体が重いなあ、と感じるような朝でも、ベランダで背伸びでもしてみる。そして、じょうろで水をやるだけで、きっと気分すっきり!癒しになると思います。

——小谷さんが言うように、確かに“農ある暮らし”は癒しに直結しているように思います。

次回は、「農ある暮らしは、脳に刺激を与える」というお話をお伺いします。

写真提供:小谷あゆみ
取材・文:國尾一樹

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