こんにちは。リズムアンバサダーでフードエディターの小竹貴子です。
今回のマラソンチャレンジ連載企画 Vol.3では、「40代から始める身体作りの価値」をコンセプトに、お届けしたいと思います。同じリズムアンバサダーである青山コーチにトレーニングについての指導を受けながら、運動を習慣化していくこと、それによって自分の身体そして心が変わっていくか、素直にその過程を書いていく予定です。
また、わたしは普段食事に関わる仕事をしているので、毎回の内容にあったレシピもご紹介していきたいと思います。
さて、そもそもこの企画がスタートしたのは、40代の半ばを過ぎ、何か料理以外の趣味を作りたいなと思ったのがきっかけでした。身体づくりには興味があったので、マラソンでもしようかと思い、それなら青山コーチに指導してもらおうということになったのです。
それで【マラソンチャレンジ連載企画 Vol.1】と【マラソンチャレンジ連載企画 Vol.2】の記事になったのですが、今回からはそこで学んだことで、そのあと自分がどう日々を過ごしているかを綴っていきます。
わたしも多くの人の例にもれず、運動やダイエットに関しては三日坊主で続かない性格だったのですが、なんと今のところとてもモチベーションが高い状態であり、さらに今後もこのまま続けられそうです。今回はモチベーションをどう保ち続けるかについてお話しします。
わたしのモチベーションが今でも高いと断言できるのには、大きな理由があって、それは青山コーチの言う通りに実行したら、初めて1週間くらい経ちすぐに驚くほど効果が見られたからです!
わたしは子供の頃からバスケットボール部に所属をしていたので、お尻と太腿のお肉が外側についてしまって、横にひろがるお尻がコンプレックスだったんです。
ところが、青山コーチのパーソナルトレーニングを受けてからたった1週間で、お尻が内側に引き締まるような感じがして、ズボンを履いた時にすっと履けたのです!とても衝撃でした。このトレーニングはわたしにとっては意味があるので頑張ってみようと決意できました。
その際に重要なのが、言われた通りにやりきることでした。
まず最初にわたしは、モチベーションをしっかりあげることを目的に、リズムに掲載されているランニングの記事を読み、走ることについてポジティブに書かれているエッセイを読みました。中でも、村上春樹さんの「走ることについて語るときに僕の語ること」はとても面白く、わたしはなぜ自分は運動しよう、走ろうと思うのだろうかと改めて自問するきっかけをもらったように思います。
そして、当然のように青山コーチの全書籍を購入し、もちろんDVDも買いました。どこでもコーチが必ず言っているのは「まずは正しくカラダを使えるようになることが大切」ということ。そして、わたしがパーソナルトレーニングで言われたのは「小竹さんは正しくカラダを使えていない」という言葉。つまり、まずわたしはそもそものスタートラインに立ててないんですよね。辛い現実を目の当たりにして、これは青山コーチを信じて”とにかくやる”に専念しようと決めました。
さらにわたしは、ダイエットやトレーニングは正直続いた試しがないし、たいてい自分で続きやすいようにと思って勝手にカスタマイズして失敗してきたので、これが最後のチャンスだと思って、青山コーチを信じて自分の意思を入れずに、ストレッチとスイッチを1ヶ月やりきってみたのです。
ストレッチはほぼ毎日やり、スイッチは3日に1回、ウォーキングは週に1回のペースでやったのですが、お伝えしたような変化が実際にあって、抜群の効果があったのです!
パーソナルトレーニングを受けた時にわかったのですが、自分流にカスタマイズしてもプロの客観的な視点には勝てるはずもありません。カスタマイズすると、たいていは悪い方向に行ってしまうので、本当に素直に信じてやりきることが大切だと思います。
もしそこで勝手に自分流に変えてしまって、正しい効果が得られなかったらモチベーションも下がってたかもしれないと思うと、言われた通りに信じてやりきるのは、とても大切なんだなと痛感しています。
その他にもモチベーションが高く維持できている理由があります。それは同時にこの歳になって始めたからの価値でもあるなぁと思うのですが、コミュニティの引き出しが増えることです。言い換えると、今までとは違う新しい友達関係ができるようになったのです。これはわたしにとっては本当に予想外の効果でした。
どうしてもこの歳になってくると、仕事(わたしの場合、食事に関すること)以外のコミュニティと繋がれる接点が減っていくのですが、以前からの知り合いで、こういう会話をしたことがない人からマラソンに誘われたり、一緒に練習で走ろうよと言われるようになりました。
もちろんコミュニティ自体も広がりますが、以前から知っている人の知らない一面にも気付くことができたのは、大きな財産だと思っています。
また、子どもからも一緒に走ろうと言われたりするので、家族との会話も活性化するので良いこと尽くしです。今のところ悪いところはひとつも見当たらず、モチベーションの好循環にあります。
もちろん仕事が食事に関することなので、食事に対する意識も今までとは違う視点が加わったのですが、それも自分にとってはすごくプラスになっています。次回は身体の管理について食事のことも絡めながらお伝えできればと思います。
さて、ダイエットする人が多い季節なので、今回はサラダチキンのレシピをご紹介したいと思います。
自炊の手間はモチベーション維持にとって大敵ですよね。毎回自炊するのは面倒臭いけど、コンビニのご飯は添加物が気になる、という人にぴったりなのが自家製サラダチキン。一度に大量に作って冷凍できるので、手間なく健康的にカロリー制限ができますね。「サラダチキン 手作り」とか「鶏ハム 手作り」で検索すると色々なレシピが出てきます。
今回はサラダチキンの中でも、最近わたしが特にお気に入りのレシピをご紹介します。写真にあるのは、我が家に最近登場したバーミキュラライスポットを使ったもので、本体についていたレシピで作りましたが、ご家庭の厚手の鍋でもできるようレシピを少しアレンジしてみました。ぜひ作ってみてください。
塩麹がない場合は、ハーブソルトとオリーブオイルでコンフィ風に仕上げてもとても美味しいです。
鶏胸肉:大きめのもの2枚
塩麹:大さじ3
粗挽き黒胡椒:適宜
ローズマリー:2本
1.鶏肉はすじを取り除いて、観音開きにして厚みを均一にする。両面に塩麹をすり込み、ジップロックなどの保存袋に入れて空気を抜いて冷蔵庫で半日から一晩おく。
2.塩麹を軽く洗い流しキッチンペーパーで水気を拭き取り、常温にもどす。鶏肉1枚をローズマリーと一緒にクルクルと巻き、表面全体に黒胡椒(もしくはハーブソルト)をふり、ラップを巻いてから両端を輪ゴムで留めて、キャンディ状に包む。ジップロックに入れて口を止める。
3.温度が下がりにくいホーローなどの厚手の鍋にお湯を沸かし、沸騰したら火を止めてジップロックを入れて、蓋を閉めて2-3時間置く。
※低温調理できる鍋があると便利。
※低温調理ができる鍋(例えばバーミキュラライスポットなどがあると便利)
4.作り方に関しても炊飯器を使ったやり方など色々あるので、ご家庭にあった形でどうぞ。
どうですか?コンビニで売られてるサラダチキンも、意外と簡単に自宅でできてしまうのです。これなら作り置きしておけますよね。ただ注意していただきたいのは、解凍する際はパサパサにならないように、電子レンジは使わずに自然解凍することです。
みなさん是非試してみてください。
文・写真提供:リズムアンバサダー小竹貴子